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三月大歌舞伎(令和5年3月3日~26日 休演日 13日、20日)予習


第一部

『花の御所始末』

宇野信夫作・演出 斎藤雅文演出
シェイクスピアの戯曲「リチャード三世」に着想を得て“悪の華”を描いた異色作!

とチラシに書かれてます。1974年初演、その後1983年にやって以来の上演。幸四郎家がやっている。3代にわたって、その時の幸四郎が演じることにでもなっているのかしら。今の幸四郎は「悪の華」は似合うと思いますので、いいと予想されます。

第二部

『仮名手本忠臣蔵』十段目 天川屋義平内の場

あまり上演されない場面。文楽でもあまりかからないとのこと。
確かに通し狂言でも見たことがありません。
討ち入り前の武器の準備に天川屋義平が忠義を尽くして、大変お役に立ったお話。「天川屋義平は男でござる」というセリフが講談などで有名になったとか。

新古演劇十種の内『身替座禅』 常磐津連中、長唄囃子連中

「新古演劇十種」とは、市川家の「歌舞伎十八番」に対抗して作られた、5世と6世尾上菊五郎が選んだ尾上家の家の芸十演目。

物語は非常にわかりやすく、面白いので、初心者にもおすすめ。子どもでも笑えるようなお話です

第三部

『髑髏尼(どくろに)』

吉井勇作 坂東玉三郎・今井豊茂演出
1962年から上演されていません。1962年は武智鉄二補綴。髑髏尼は歌右衛門が演じました。玉三郎さんが新たに演出ということなので、歌右衛門とはまた違った美しさがあることでしょう。

3月は「今まであまり上演されてこなかった演目特集」なのでしょうか。
でも『身替座禅』『吉田屋』はよくやられる演目。ただ、演じる人がちょっと意外性はあったりします。
『吉田屋』は玉三郎・仁左衛門でよく演じられていたし、ぴったりでしたが、今回は仁左衛門さんじゃなくて愛之助さん。仁左衛門さんのイメージが強いので、頑張れ愛之助さん!

どれも見たいけれど、一つに絞るなら、う~ん・・・。やはり第三部でしょうか…。

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