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八月納涼歌舞伎(令和5年8月5日~27日 休演日14日、21日)

8月はいつものことですが、3部制になります。


八月納涼歌舞伎チラシ

【第一部】11時開演

次郎長外伝 裸道中

どういったお話なのかは全然知りませんが、次郎長は彌十郎さんです。
勝五郎が獅童さん。そのほか、それぞれの女房が出てきますので、
二人の掛け合いになるのでしょう。

大江山酒呑童子

酒呑童子は大江山に住む鬼です。源頼光とその四天王によって退治されたとされています。
酒呑童子を勘九郎さん、頼光を扇雀さんがつとめます。
幸四郎さんは平井保昌をつとめますが、この人は頼光と同じぐらいの身分の人で、笛を吹いている浮世絵が多いところを見ると笛の名手だったのかなと。ちなみに妻は和泉式部です。
以前酒呑童子を退治する話は見たことがありますが、それなのかもしれません。よく覚えていません、すみません。

【第二部】14:15開演

新門辰五郎

辰五郎は幕末に実在した江戸町火消しの頭。いかにも江戸っ子らしい雰囲気の芝居になるでしょう。
真山青果作、織田絋二演出。

団子売

本名題は『音冴春臼月(ねもさゆるはるのうすづき)』。義太夫節景事物。
夫婦の団子売が踊る所作事。
巳之助さんと児太郎さんとで踊ります。若い二人なので、軽快でいいのでは。

【第三部】18時開演

新・水滸伝

「水滸伝」は中国の長編小説。日本でも人気があります。
三代猿之助四十八撰の内、ということで、本来は四代猿之助がつとめるはずだったのでしょうが、今回の事件で、隼人さんがつとめます。
宙乗りもあるし、面白いでしょう。演出に杉原邦生さんが加わっていますので、楽しみではあります。

余談

四代目猿之助の事件ですが、彼の性的志向の件などは「何をいまさら」という感じで、それだけのことで一家心中まで発展するとは思えない話です。
私のような歌舞伎業界に出入りしているわけでもない人間ですら知っていた話でした。なので尚更疑問が残ります。もっと違う理由があるのではないかと思ってしまいます。

また、「團子くんが5代目になるのでは?」という話も、香川照之さんが歌舞伎界に入って市川中車になったときから、当然そのつもりで息子も歌舞伎界に入れ、もし、両親が離婚していなかったら、または円満離婚だったら、香川さんが歌舞伎界に幼いころからいて、猿之助を継いでいただろうし、それを團子くんで直系に戻そうとしているだけの話で、これも誰もがそうだろうと思っています。少なくとも、歌舞伎好きの人ならだれもがそう思う話で、当り前のことです。

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