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LoveLive! Orchestra Concert の感想

 2024年3月30、31日に開催された『TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Orchestra Concert』の感想。チケット取れずにDay1のみ現地参加です。

 2月の『TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Special Talk Session』にも行ってμ's熱が再燃したところで満を辞してのオーケストラコンサート初日。みなとみらい駅からパシフィコ横浜に向かうと、パシフィコで学会か何か行われていたらしくスーツ姿の若者の大集団とすれ違いました。ラブライブ!グッズに身を包む我々との対比が面白かったです。

 会場周辺は懐かしいグッズに身を包んだラブライバーがたくさん。まず見た感じ女性比率が多かったです。他のグループの現場と比べてもダントツで多い。流石社会現象になったμ's。
 あと外国の方も多かったです。流行りものに飛びついたのではなく本当にμ'sが好きなんだと思いました。

 少し早めに入場。等身大パネルは長蛇の列。
 席は1階前方の良席。ふかふかの椅子に座ってステージを見て驚きました。

 ギリシャ風の柱が立ってる! 

 円盤でしか観たことないですが、12年前横浜BLITZで開催されたμ's First LoveLive!でもステージにギリシャ風の柱が立っていました。今のラブライブシリーズの様に豪華なステージセットが無い、記念すべきラブライブ!の最初のライブ。ミューズはギリシャ神話の女神だからギリシャ風なのかな?と思っていました。その柱をここで持ってきたのは意図的なものでしょう。憎い演出です。

 そして開演。オーケストラメンバーが登場し、コンサートマスターが登場し、指揮者の栗田博文さんが登場。事前の調査でゲームやアニメの指揮をたくさんされている方と知っていたので安心感があります。

 最初は「始まりの朝」かな?と思っていましたが違いました。演奏が始まる中、μ'sがここで入場!みんな肩を出したウエディングドレスのようなドレスで登場。しかもメンバーカラー。女神のような美しさでした。周りの女性ファンが「わぁっ」と声を上げていました。

 そして「僕らは今の中で」が始まりました。生のオーケストラで僕今が流れ、それにμ'sがいつもより上品な歌を重ねていきます。オーケストラの後ろのスクリーンにはいつもの僕今のMVが映されています。すごい、至福の時でした。とりあえずブレードを点灯しましたが、手元で小さく振るにとどめました。オーケストラに合わせてハーイハーイハイハイハイハイ!とリズムを取るのは不思議な経験でした。

 僕今が終わるとμ'sはドレスをつまんで上品に退場していきます。そして次の曲へ。次の曲は「絶望」w。会場から笑いが漏れました。生オーケストラだと迫力があってより絶望感が出ましたw
 スクリーンにはアニメのシーンが流されて、アニメを追体験することができました。アニメに合わせて曲が続いていきます。

 そして「ススメ→トゥモロウ」が最初の歌唱無しの曲でした。オーケストラアレンジでも元気いっぱいのススメ。栗田さんもすごい動いてジャンプとかしてたと思います。あのジャンプで音を立てずに着地するのは相当体幹使ってるだろうなと思いました。今までAqoursは浦の星交響楽団とかありましたが、μ's楽曲のクラシックはAnison Stringsのぼらららとスノハレくらいしか聴いたことが無かったので新鮮でした。

 そして「誰もいない」から「花陽の決意」あたりで最初の泣きポイントが。スクリーンには会場の観客全員が知ってるであろうアニメのシーンが流れ、セリフは無くてもみんな脳内再生余裕でしょう。「誰もいない」はからっぽの講堂にピアノの音が響いているようでした。会場が静かなので、すすり泣く音が聞こえます。

 打って変わって「にこ襲来」あたりからは笑いが漏れてきましたw そんなこんなで演奏は続いていきます。アニメ映像を見ながらオーケストラの劇伴を聴くと、すごい臨場感とか迫力が感じられました。思わずブレードを指揮棒の様に4拍子で振ったりして。そして歌唱曲のオーケストラアレンジも爽やかだったり激しかったり、こちらも迫力を感じましたし新鮮でした。  
 START:DASH!!は3回くらい演奏されたのですが、真姫1人、2年生3人、μ's9人の歌唱を表しているようにだんだんゴージャスになっていきました。

 μ'sはOPとEDの時に登場して歌ってくれました。タメで栗田さんも振り返ってアイコンタクトしたりして盛り上がりました。

 A-RISEのShocking Partyが演奏された時もどよめきが起きたと思います。すごい低音が響いてA-RISEのライバル感、強者感が出ていました。やってくれて嬉しかったです。

 2期9話のスノハレが演奏された時はみんな白いブレードを振って、落ちサビでパキパキパキとUOを折る音が聞こえてオレンジになったのが面白かったです。普通のオーケストラコンサートでは許されない行為ですが、ラブライブ!では許してほしいです。オーケストラメンバーも驚いたり笑顔になったりしたのが見えました。

 そして、μ'sをおしまいにしますから駅のシーンでも会場中からすすり泣く声が。にこの私は泣かないからの大号泣が完全に脳内再生されました。

 アニメのラストはHappy maker!で、元気なホイッスルで始まりました。そしてμ'sが出てきてどんなときもずっとを歌唱。

 μ'sが退場した後、アンコールがあるのか? いつものようにアンコールとかμ'sとか叫べないので拍手して待っていると、再びμ'sが登場。

 固唾を飲んで見守っていると……スノハレのイントロ! 
 2月のトークセッションで歌わなかったからやるだろうと予想してましたが昇天しました。なんだかんだフェスぶり。ブレードですがオレンジの一部になれてよかった。最高のフィナーレでした。


 総じて良いイベントでした。
 まずアニメを流してストーリーを追いながら演奏するのがよかったです。無印はそれぞれの印象深いシーンにそれぞれの劇伴が有るのでこの方式がハマりました。
 劇伴の作曲者で今回の編曲もされた藤澤慶昌さんも登壇してくれましたが、素晴らしい楽曲達でした。蓮ノ空にも参加されているのでこれからも楽しみです。
 あと何と言ってもアニメが良いです。笑いあり涙ありのストーリー。作画も素晴らしく、どこを切り取っても可愛い。すごい力の入ったアニメだと改めて感じました。
 そしてμ's。ドレス姿が本当に綺麗でした。あれからμ'sもラブライバーも歳を重ねて大人になった。大人の為のラブライブイベントでした。

アナウンス無かったですが、今回のコンサートを音源化か映像化して欲しいです。
 そしてまたやって欲しいです。今度は9人揃って……。
 他のグループのオーケストラコンサートも期待してます。


 


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