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蓮ノ空Fes×ReC:LIVEの感想

 ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 103期Fes×ReC:LIVE ~first crossing~の感想です。

 公式にライブ映像が公開されました。


背景

 知らない方に簡単に説明しますと、「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」はラブライブ!シリーズ最新作で、「Link! Like! ラブライブ!(通称リンクラ)」というスマホアプリをメインに活動しています。キャラクターは3DCGで描かれ、CG内でライブ活動を行なっています。

 今回のFes×ReC:LIVEは、そのCGのキャラたちが実際にライブ会場でライブするというイベントです。

 "メンバーの3Dデジタル映像をステージ上に設置した大型モニターに投影し立体的に見せることで、まるでメンバーがステージ上に存在して動いているように演出するため、臨場感あふれるライブ体験を楽しむことができます。"

公式の説明

 公式がこのように説明しているので、初音ミクのライブのようなものを想像して行きました。

会場

 会場はZepp羽田と言う、普通のライブをやってるライブ会場でした。1階はスタンディングで2階は指定席と言う構造です。私はスタンディングでした。
 スタンディングはブロックごとに仕切られており、チケットの番号順に入場して行きます。この辺りは普通のライブと同じでした。
 会場に入るとステージのモニターにはラブライブ!シリーズの宣伝が流れていました。
 ブロック内はぎゅうぎゅう詰めではなく、少し余裕がありました。2階の立ち見席まで埋まっていたので、売れてないわけではなく適正人数だと思いす。

ライブ

 開演時間になるとアタック映像が映されて期待が高まります。各メンバーの紹介が終わった後に6人曲On your markでライブがスタートしました。

 まず驚いたのはステージ全体がスクリーンだったと言うこと。これまで宣伝やアタック映像が写っていた部分だけがスクリーンだと思い込まされていたわけです。6人のキャラがステージいっぱいに広がってパフォーマンスします。

 ステージに階段があり、階段の上にスクリーンがあるので、階段の上にキャラがいるような感じです。

 キャストのライブだとキャストはそんなに高いところには行かず、見づらいのですが、今回はスタンディングからもしっかり見ることができました。これもバーチャルアイドルの強みかもしれません。(あと、撮影可能なのも)

 キャラのサイズは人間サイズより少し大きめに感じ、それで見やすさが増していたのかもしれません。

 ライブ会場の重低音を体に浴びて、揺れて、声出してすごく楽しめました。治安が悪くなる懸念はありましたが、押し寄せたり暴れたりする人はいませんでした。

 普通のキャストのライブよりは変な声出してる人はいましたが、スタンディングのライブと考えると少しくらいのやんちゃは許容範囲内と思いました。ラブライブ!のライブでスタンディングは珍しいのでこれもバーチャルならではと思いました。

 肝心の立体感は、やはりそんな立体的に見えるわけではありませんでした。しかし実在感は確かにあり、その場でパフォーマンスしているかの錯覚を受けました。背景が黒く、会場の黒と一体化していたのもよかったと思います。

 立体感は見る位置によって変わると思いました。正面から見ると実在感があるのですが、横の方から見るとどうしても平面のスクリーンを見ている感じになります。今後も開催されるならばステージ正面を狙うのが重要と思いました。

 これまでもFes×LIVEというCG内でのライブは見てきましたが、今回のFes×ReC:LIVEはよりライブ感を感じました。
 振り付けやフォーメーションは既にFes×LIVEで観ているのですが、新鮮に感じました。

 キャラが踊って髪やスカートが揺れると感動しましたし、キャラや衣装の造形の素晴らしさを再認識しました。蓮ノ空可愛いです。
 (個人的にはTake It Overの衣装と髪を下ろしたさやかが可愛かった)

 舞台演出はカラフルなライトが使用され、ライブ感が高まりました。流石にCGキャラには光は反映されてないようでした。他にレーザーもあればよかったと思いました。

 On your markが終わると10秒くらいの暗転の後、すぐにみらくらぱーく!のド!ド!ド!が始まりました。普通のライブだったらここでお着替えタイムですが、バーチャルアイドルにそんなものは不要。恐ろしいテンポでライブが進みます。途中で長めのMCが入りましたがうちら人間側への配慮だったのかもしれません。

 DEEPNESS(6人ver)は痺れました。初公開のめぐるり衣装。重低音を全身に浴びて最高にノレました。改めてすごいライブ向けの曲です。

 だいたい90分くらいで終了。ラブライブ!のライブとしては短いですが、曲の間がほぼ無いので濃密な時間でした。

おわりに

 初めはどんなイベントになるかわかりませんでしたが、終わってみればいいライブでした。
 バーチャルアイドルの強みを活かして、キャストによるライブには無い楽しみ方ができたと思います。

 これを機に地方のZeppツアーとかやれば需要があるんじゃないかと思いました。(もう少し安いといい)
 騒ぎたい人はスタンディングに行って、いつも通り指定席で見たい人は2階に行くと言う住み分けもできると思います。 

 あとこれはFes×ReC:LIVEの感想とは違うかもしれませんが、今回のライブを観ていて、103期の2人組ユニットは完成されていたなと思いました。

 2って特別な数字で、対になるんです。
上と下、高と低、左と右、陰と陽、明と暗、上級生と下級生、ロングヘアとショートヘア等……
 ステージ上の2人の関係性や立ち位置が対になって完成されていました。

 今は3人組ユニットになって表現の幅は増えましたが、2人には2人の良さがあったと思い知らされました。それが蓮ノ空初期の熱量の源だったかもしれません。

 

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