見出し画像

同じ人間ー『フジヤマコットントン』を観てー

 先日、『フジヤマコットントン』という映画を観ました。いい映画でした。山梨県の障害福祉サービス事業所「みらいファーム」の様子を撮影したドキュメンタリー映画です。様々な障害を抱えた方、そして事業所の職員の方が、活動、生活する姿を拝見できます。私はこの映画を観て、障害を抱えた彼らも、そうでない人も同じなんだと感じました。彼らも自分と同じように悩んでいる。そして同じように笑っている。障害があれば、もちろん生活には様々な苦難があるでしょうし、それを支援するために「みらいファーム」という施設があります。しかし根本的には障害を持っていようが、持っていまいが同じ人間である。当たり前なことかも知れませんが、改めてそのことを実感しました。


 話は変わりますが、私は小学生のころ、同学年の障害を抱えた子に悪戯をしたことがあります。それは今でも心に残っています。愚かなことをしたと今では思っています。だから私にとって、この映画を観るのは一つの試練でもありました。しかし『フジヤマコットントン』は、そのような愚かな行動をした私を強く責めたりしませんでした。むしろ「みらいファーム」で活動をしている人々の様子を描きながら、私を穏やかに諭してくれたように感じています。


 私はこの映画をできるだけ色々な人に見てほしいです。彼らの生活をぜひ見てほしいです。そして「みらいファーム」のような場所が、この世界にあり続けてほしいと私は思います。またそのように思う人が、一人でも多くなることを切に願います。


 『フジヤマコットントン』 ホームページ https://fujiyama-cottonton.com/#


   機会がありましたらぜひご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?