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前田高志とサシトーーーーク

元インハウスWebデザイナー、タカハシと申します。

オンラインサロン「マエデ」の中で、不定期で募集がかかる前田高志と1on1で通話ができるサシトークをしました。

【希望者全員とサシトーク復活します!】
4年振りに復活します!4年前なんや……。
前田と電話で1:1で話す!というのをやります。
悩み相談や近況、雑談。なんでもこいです!

Facebookより

▼サシトークってなんぞ?

どういうものかざっくりご説明すると、前田高志から電話がかかってきて20分お話しします。

それだけ!

それだけなのですが、友達かのごとく電話がかかってきて、

前:「お〜アカチャン(※マエデでの愛称)!こんばんは!!」

から始まる通話です。幼なじみだったっけ?ってくらいフツーに始まるのでおもしろい。

本当にこんな感じでかかってくる

マエデはFacebookからDiscordにステージが移動しているので、Discordの方に「サシトーク今から通話できる人!」みたいに、ゲリラ的に開催されます。

わたしはたまたまDiscordを覗いていたのですが、ちょっと迷いました。
なぜなら、他のプロジェクトで前田さんとけっこうお話しする機会が多いので、他に前田さんと交流したいメンバーさんがいたら譲った方がいいのかと考えました。
しかし、2名くらい募集されていたことと、どうしても相談したいことがあったので「今……!今ならいける……!」とすかさず立候補しました。

マエデは手を上げたらやりたいことが実現できるので、迷ったら即飛び込むのが吉と思っています。

前田さんからの返信です。

行動が早い

早い、早すぎる

5分待ってもらい、エンジンのかかっていない車に飛び込んで通話を待ちました。

通報待ったなしの怪しさ

前:お〜アカチャンおつかれさま〜

私:おつかれさまです!

前:なんかこれ電話かかってくるのめっちゃおもろくない?

前田さんは人とお話されるのが好きなんだなと思うのが、興味を持って他の方の話を聞かれることです。
マエデのコンテンツの一つとして「前田の知らない世界」というものがあるのですが、メンバーが前田さんに対して、取り上げたテーマをお話ししていきます。

どの回を見ても話が始まるとだんだん前のめりになって質問を繰り出すので、登壇者もリラックスし、楽しく話をされています。

前田さんはセミナーも多く実施されていますしSNSを活用されフォロワーも多いので、なんとなく「話す人」のように思いがちですが、わたしの中で前田さんは「聞く人」だなと思っており、緊張感を持っていてもいつの間にか正面から話ができるような不思議な魔力を持っています。
(できる人って皆聞き上手ですよね)

▼おしえてマエディ!

そしてそんな会話から始まって、相談したかったことを話し始めました。
ズバリ「転職活動」です。

マエデのプロジェクトのリーダー経験から、客観的な自分の適性とやりたいことが見えてきたので、現在Webディレクターを志望しています。
キャリアの浅さや年齢的な制限などもあり、やることは決まっているものの何か新しい視点でのお話しがあればいいなあと思い聞いてみました。

前田さん曰く、「今までやっていたことが全部ノウハウ」なのだそうです。
私は人との関わりや会話の苦手さから、高校から続けていた飲食のアルバイトを高卒でそのまま続け、転職をしても克服のために販売や営業の仕事を続けました。

10年ほど経ったころ、「うーーん、克服はできないけどなぜか営業は向いている……が、克服できないので次に仕事をするときはものづくりに関われたらいいな」と、ぼんやり思ったのでした。

マエデのプロジェクトを通して言われており、前田さんにもサシトークで言われたのが、
「いつも同じテンションで業務をこなせる」
ということです。

多分なのですが、比較的「そうですね!!」「うーん、ちょっと避けたいです!!」という連絡テンションや、zoomでも「あーそっか、でも〇〇なのでこっち優先でえへへ!」「期日はまだありますが精度を上げていきたいのでェ〜〜〜うーん7日にしましょう!どうかな!?」と言った感じで進めていることかなと思います。
できない!?おこ!!イライラ!と言ったことは基本的にないのですが、それはおそらく賃貸不動産の営業だった時に、

・押さない営業
・無理難題は明るく正直に断る

ということを軸に動いていたからかもしれません。
人見知りでぐいぐい押される営業が苦手だったので、相手の置きたい距離感を大切にすることを徹底していました。

無理難題に関しても(これは場合によるのですが)、「すみません!〇〇なのでできません!その代わり最後まできちんとサポートします!」とできることやできないことをかなり正直に相手へお伝えしていた経験が形になったのかなと思います。

ちなみに正直者で押さない営業のニーズは一定数あり、割と好評をいただいておりました。

▼どうなったら幸せ?

通話の途中で聞かれました。

前:アカチャンの幸せってなんなん?

えっ……

そんなことを聞かれたのは割と初めてだったので、ちょっと考えこんでしまいました。

家族仲良く?
仕事で成功する?
お金持ちになる?
健康で長生きする?

別に前田さんはランプの精でもないのですが、自分にとって幸せ=叶ったら嬉しいことかなと考え、でた答えは「仕事としてクリエイティブに携わる」というものでした。

「仕事としてクリエイティブに携わる」という解答でさらに聞かれたのは、「なんでなん?」「元から好きだったん?」でした。

小さい頃は漫画家になりたかったですし、絵を描いたり、手芸をしたりしていました。
何かを作るというのは家族も制作系の仕事に携わっていて身近なもので、通信の美大にも通っていた時期がありました。

割と器用に満遍なくこなす方でしたが、昔は圧倒的に「継続する力」「主体性」が足りていませんでした。
美大に入ったものの、親に言われた通りに日本画を専攻して、気力もなく目標もなく中退してしまいました。

ただ、「なにかをずっと作りたい欲」と「作ることを仕事にしたい欲」が悶々と渦巻いており、やっていないので当然ですが何かになりたいが何者にもなれない自分にもやもやし、転機は出産となりました。

▼うごうご動くカブトムシ

今までなんやかんやあったものの、何かを作りたい欲は手芸や絵を描くことで発散していました。

そこで生まれたのが子どもなのですが、これがまたびっくりするくらい何もできない生き物でした。
新生児ってうごうご手足を動かすのですが、それがひっくり返ったカブトムシみたいで薄暗い明け方に見るとなんだかちょっと不思議な光景なんですよね。
冬に生まれたので乾燥するのですが、なんやかんやあって乾燥したハナクソが詰まってチアノーゼを起こしたときはびっくりしました。

母性よりも先に芽生えたのが、
「これは……わたしがちゃんと世話をしないとすぐ死んでしまう……」
でした。

なんと人生で初めて責任感が芽生えた瞬間です。
そこから数年はカブトムシを人間に育てるお仕事でしたが、縁があってWebデザインの勉強をすることができ、デザイナーになることができました。
責任感が芽生えたことで、自分の中のがんばりかたがわかったようです。

(ちなみにその時のかわいいカブ男は今日も元気にハナクソをほじっています)


▼今までやりたかったことを今回収してるんやな

これが、前田さんの感想でした。

間違いない

私:そうです!人生の伏線を回収しています!

なんだかすごく腑に落ちたわたしは、元気いっぱい答えました。


▼まとめ

現在自信を持って言えるのは、「昔の自分がデザインに出会っていても、仕事として続いていない」ということです。

前田さんのいう通り、なんともないと思っていることでも全部自分のノウハウで、接客や営業をしていたのでフラットなプロジェクト環境が作れるし、洞察力がついたので課題点や解決方法の道のりを見つけることが上手くなったと思います。
時期は遅いですが、「今」だから始まったことや続いていること、実現できることばかりです。

今回のサシトークでは、そんなことを気づかせてもらえました。
あっという間の20分でしたが、とても実りのある時間でした。
チャンスがあったら、次はあなたです!


おしまい。

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