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育児をしていると鍛えられる

私はもともと小心者ということもあるけれど、人前に出て何かをするようなことが本当に苦手だった。

仕事でそうせざるを得ない機会があっても極力逃げ回っていたり、やったとしてもしょぼい感じでいつも終わっていた。

そんな自分を変えたいとも思っていたし、いくつか研修を受けたこともある。

だけどなかなか改善って難しい。

話すスピードはゆっくり、とか、話す題材は誰もが経験するような身近なことを取り入れて説明する、とか。

そういったテクニックを意識することで多少の改善にはつながりますけどね。

普段の業務でプレゼンの機会が頻繁にあるわけでもないので鍛えられる機会もないしな。

さて、そんなあがきまくった20代後半~30代。

40代になって、プレゼンの場がさほど苦手意識が無くなってきた感はある。

なぜだろうか、と考えたときに。

子供を相手に毎日毎日365日、寝る前に求められる絵本の読み聞かせにより、聞き手がわかりやすい発音や発声方法を自然と身に着けることができた。

また、大人なら当然理解できる事象について子供がわかる説明を脳みそを振り絞りまくっている日々(現在も)により、「こういった説明や話し方は他者が理解できるかどうか?」ということを言葉を発する前に瞬時に察知する能力が磨かれている。
(あくまでも自分比です)

結局は、場数を踏むことが大事なんだろう。

あと、なるようにしかならんっと思う。

どうあがいても自分のキャパでしか物事は進めることはできないんだし、そのことを事前に思い煩ったり、事後に恥ずかしさと共に思い出してもしょうがないことであるよ。

やってみんとわからん。

ただ単に図々しくなっただけ、とも言う。

その心境に至れたのは、育児を経験したからだと思う。子供って、なるようにしかならんでしょ。


今、プライベートで、講師を招いた講演会を企画している。私一人で。

一応グループはあるのだが、実質、把握して動いてるのは私だけ。

代表:私。

2~30代の私なら間違いなく誰かにその役目をバトンタッチしていたところだが、一人でやった方が早いっていう理由のみで今、突っ走っている。
細やかな部分にも気を使いつつ、突っ走っている。

あと大概のことは何とかなるだろうと思っている。
甘いんだろうか?ま、失敗しても経験ということで…。

こんな私になるなんて、20代のころには思いもしなかった。

人は様々な要因によって変わることができるものだと思う。

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