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MacBook Proを買うなら、14インチか、16インチか?

MacBook Proを買うなら、14インチが良いのか、それとも16インチが良いのかは、悩ましく、かつおもしろい議論テーマです。なので、ボクもちょっと参戦してみたいなと思いました。

結論から言えば、ボクは14インチが良いと考えています。なので、14インチ派です。理由は、相対的に価格が安いからです。しかし、もし、なにかの間違いで30万円以下で新品が買えるなら、16インチ派に寝返ります。つまり、価格差があるなら14インチ派、価格差がないなら16インチ派ということです。

以上終わりということですが、あまりにも文章が短いので、蛇足を加えます。

価格(とチップ性能)以外で言うと、14インチと16インチのわかりやすい違いは、筐体の大きさ、重さになります。わずか2インチの違いですが、実際に手に取って比べてみると、「全然別モノだな」と感じます。

16インチは、とにかく「大きくて重い」と感じます。見た目もさることながら、手に触れるとそれを実感します。たとえば、持ち運ぼうとすると、重さが手首にキます。これに対して、14インチは、見た目的にも触感的にも、いたって普通という感じです。使用感的には、13インチに近いモノを感じます。当然、手首にはキません。

以上のようなことから、持ち運びなどの使いやすさという点では、14インチの方が優れていると思っています。一方、大きくて重い分、ディスプレイの見やすさやスピーカー性能(低音がより出る)という点では、16インチが優れていると思っています。

ただ、上記のようなどっちもどっち的なことは、スペックなどを見れば、誰でも言えるただの事実なので、あまりおもしろくありません。そこで、ボクなりの論点を提示したいと思います。それは「所有感」です。いわゆる生産性や効率性には関係のない、極めて主観的な要素ではありますが、デバイスを所有し、使い続けていく上では、欠かせない要素だと考えています。

この論点、つまり、「14インチと16インチでは、どちらが所有感があるか」ということでいくと、ボク的には、16インチに軍配が上がります。大きくて重い分、「俺はスゴいラップトップを持っている」という気分にさせてくれるからです。

14インチもそれなりに所有感はありますが、16インチに比べると、物足りなさが残ります。コンパクトな筐体にも関わらず、性能的には16インチとほぼ同等のラップトップだと思い込んで、なんとか所有感を満たそうと試みたこともありますが、ディスプレイやスピーカーといった性能が明らかにショボいので、断念でした。「廉価版の筐体」という、Apple自ら位置付けたグレード(ボクではありません)を覆すのは、やはりムリだったということです。

使い勝手が良い売れ筋の筐体というのも、所有感的には、マイナスに作用しました。とくに、言っていることがとにかくコロコロとよく変わる、軽薄極まりなく欲深なガジェット系ユーチューバーの多くが14インチを使っています。こんな気持ち悪いヤツらと同じ筐体を使っていることにおぞましさを覚えることすらあります。

とは言ったものの、「自分の所有感を満たしたい」という欲求は、悪徳の部類です。これを肥大化させると、ロクなことになりません。なので、やはり14インチの方が良いという最初の結論に戻ることになります。

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