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045 人生とはしょせん虚しいもの

 人生というのは、結局いくら頑張っても水の泡です。いくら一生懸命頑張っても、最後はすべて虚しいのです。何も後には残りません。必死になって自分の命も惜しくないと思って子供を育てても、子供が大きくなったらどうなるでしょうか。親など必要なくなってしまいます。どこかへ行ってしまい、家で待っていても帰ってきません。母親は寂しく一人で家に取り残されてしまうほかないのです。結局、最後はそんなものです。歳をとって病気になったら子供は助けにならないし、旦那さんも助けにならないし、奥さんも助けにならないし、薬も効かないし、ただ虚しいだけです。結局人生は虚しくて苦しいのだから、だからどうだというのでしょうか。自暴自棄になってしたい放題のことをするのですか? そのようなことをしても元の木阿弥で、さらにストレスをためるだけではないですか? だから私は力を抜いて、気楽に生きてくださいと言いたいのです。やっているのは、しょせんアホなことだと気がつくと、楽になるのです。『一分で読むブッダの教え』第1章 あなたの毎日を、喜びと幸せで満たす 《よく生きるためのコツ》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【まさか「老病死に勝つ方法」があったとはブッダが説く心と健康の因果法則 (2008年) (改題 「老病死に勝つブッダの智慧 心と健康の因果法則」2017年 p104】

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