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094 自分は不完全だと考えよう

 ストレスがたまらないようにするにはどうすればいいかという問題を考えてみましょう。ストレスがたまらなければ、ストレスを解消する必要もなくなるからです。まず必要なことは、自分は不完全でいいのだと認めることです。我々は大した存在ではありません。ロクな人間ではないのです。大して美人でもないし、それほど頭がいい男でもないし、知識人でもありません。「大したことができるわけではないけれども、それなりに頑張っているんだ」と考えるのが一番いいのです。適当に、ほどほどに頑張っているんだという考え方。それは危険な考えのように聞こえますが、危険ではないのです。大したことをしようとするほうが、かえって危険なのです。大したことをしようとすれば、自己破壊の道を進んでしまいます。
『一分で読むブッダの教え』第2章 心の正体を知れば、人は成長することができる 《感情と理性》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【まさか「老病死に勝つ方法」があったとはブッダが説く心と健康の因果法則 (2008年) (改題 「老病死に勝つブッダの智慧 心と健康の因果法則」2017年 p99】

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