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080 「思う」はあてにならない感情の流れ

 「我は思う。ゆえに我あり」ではないのです。真理は「認識によって『我あり』とい幻覚が生じる」ということです。「思う」とはどういうことでしょうか。瞬間瞬間、無数のことを思うのです。子供のときと若いときでは、思うことはまったく違います。おとなしい人が犯罪者になったり、犯罪的な思考をもっている人が自分の思考を改めたりもします。一瞬先、我々は何を思うのか、誰も知らないのです。「思う」はあてにならない、瞬時に変化する。予測もできない感情の流れなのです。『一分で読むブッダの教え』第2章 心の正体を知れば、人は成長することができる 《心の癖》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【幻想を超えて 夢枕氏との共著 (2010年) p171】

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