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243 美しい心で死ぬ

 死ぬ準備ができる人というのは、死ぬときも美しいのです。特に子供たちのことに対しては、やっぱり家族でしょうし、親でしょうし、どうしたって感情が表に出てきます。

 スリランカでは昔から、それを言いたい放題、言い尽くすためにお寺のお坊さんを呼ぶという習慣があります。お坊さんに言いたいことを言って亡くなります。

 「これでぜんぶ言いましたから、思い残すことはありません」という心で亡くなります。

『一分で読むブッダの教え』第4章 命を理解し、老病死を恐れずに生きる《老いと死》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【ブッダのユーモア活性術 役立つ初期仏教法話8(サンガ新書 026,2008年) p185】

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