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国家経済破綻 (939文字)

 最近、ネットに「中国の経済状態が破綻しそうだ」とか「経済破綻を回避できないだろう」といったネガティブ(negative 否定的な)な内容の政治動画が多いように思います。
 私にとっては他国の経済状況のことですが、企業にとっては直接的・間接的な影響がある場合が多いでしょうから無関心ではいられないでしょう。

 仮に、中国が経済破綻した場合、過去のソ連のときと同様の状態になると考えると、①民族独立による国家の細分化、②軍の装備品の海外転売、③難民の大量流出、④軍事的空白に押し寄せる周辺国軍といった混乱状態が予想されます。
 また、現在中国からの資金貸付を受けている債務国は、自国の命運について切羽詰まることでしょう。
 さらには、中国から多額の支援を受けているであろう北朝鮮も連鎖倒産のような状態になりそうです。

 つまり、中国が経済破綻したとなったら、日本国の近くに巨大な不安地帯ができあがるわけです。

 ソ連崩壊のときは、ベルリンの壁が破壊された、つまり自由になったというポジティブ(positive)な報道が先行していて、核兵器技術の拡散とか中国が古い空母を買っていたという不安要素などテレビ番組で検討されたという記憶がありません。覚えているのは「この商品を買って応募すればベルリンの壁の破片が当たる」というCMがあったなぁ、というくらいです。

 中国が経済的に破綻して国力が弱まったら、国内的には今まで中国に抑圧されてきた民族や地域が中国に報復を始めるでしょう。中国は四散していくつもの国が独立宣言することになると思います。
 また、中国から日本に大量に難民又は自称難民達が押し寄せるかも知れません。その押し寄せる難民と称する人たちは軍艦に乗って来るかもしれません。難民なんだか、海賊なんだか区別することが難しくなります。海賊だと思って攻撃したら、難民が大量に乗船していたとなったら、民間人を殺戮したということでなんらかの国際法で裁かれることになるかもしれません。

 私は、中国には自己決定権があるのだから経済破綻する前に自分でなんとかするだろうと思っていますが、独裁国家の末路はいつも悲惨です。

 そう考えると、ちょっと不安です。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #中国経済破綻

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