見出し画像

映画『コードネームU.N.C.L.E』 初めて辞書でひいた英単語 (920文字)

 完全休養の休日、撮り溜めていた映画を観ようとディスクを漁っていると映画『コードネームU.N.C.L.E』がありました。
 初見なので早速観てみると、ナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンそれにウェイバリー部長以外は新たな設定でしたが、展開はテレビ版と同じような感じで、懐かしいような懐かしくないような。
 私が子供のころ、正月の深夜映画で映画版の『0011ナポレオンソロ』をやっていました。その中で「おじさん」とか「U.N.C.L.E」などと言っていたので、「スパイ物語でおじさんってなんだろう?」と思い、父の英和事典をひいてみました。これがはじめて英和辞書でひいた英単語です。映画で「ユーエヌシーエルエー」と言っていたのが幸でした。そうでなければ「ク」の文字を「c」ではなく「k」で探していたでしょう。
 やっと見つけると、たしかにuncleは「おじ」とありましたが、それでもなぜアンクルなのか分からず、ずっと喉に刺さった魚の小骨のように、気になっていました。
 U.N.C.L.EがUnited Network command for Law and Enforcementの略称だといううこと知ったのはずっと後のことです。

 テレビ版だと、主人公の二人が使用している拳銃はワルサーP38アンクルタイプ(銃身を極端に短くしています。)なんですが、この映画では違っていたようでした。調べてみると、ソロがブローニングハイパワー、イリヤがマカロフPMだそうです。

 あと、スパイ用秘密兵器は小型発信装置と映画冒頭のエピソードで登場するフック付きワイヤーの射出装置くらいしか登場しません。

 このコンビに共通しているのは、「やられたらやりかえす」という精神で、ものの解決方法はかなり暴力的です。私は「話せば分かる」というやり方はそれが通じる相手と通じない相手がいると考えます。核爆弾を売ろうなどと企む悪党は「通じない相手」と考えているのでいきなり暴力で解決しようという手法に賛成です。

 映画中盤で、ソロがトラックの中のワインとサンドイッチを頂戴しているシーンがありましたが、とてもおいしそうでした。

#創作大賞2024 #エッセイ部門 #コードネームUNCLE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?