シアー・ハート・アタック
「シアー・ハート・アタック」(Sheer Heart Attack)といえば、Queen(クイーン)の3枚目のアルバムタイトル、というのが一般的なんでしょうが、私には、『ジョジョの奇妙な冒険 第4部ダイヤモンドは砕けない』の敵役吉良吉影のスタンドだったことが、すぐ脳裏に浮かびます。
私はクイーンのファンですが、困ったことにこういう回路が脳内にできてしまい、自分ではどうしょうもありません。
吉良吉影は、それまでお目にかかったことのないハイパー・サイコパスな殺人鬼です。どこがハイパー・サイコパスかというと、吉良自身は、植物のように静かに生きたいとかほざきますがその実態は連続殺人鬼で人間の肝心な部分が欠落している奴です。
しかし、忌ま忌ましいことに、その欠落を補うかのように凶悪なスタンド「キラー・クイーン」を発現させる能力を持っています。
そのスタンド能力の「第二の爆弾」がシアー・ハート・アタックなんだそうです。
スタンドは、「スタンド使い一人について一つのスタンド」というルールがあったのではないかと記憶していますが、作者である荒木飛呂彦先生は恐らくなにか上手い理屈付けでシアー・ハート・アタックの発現を可能にしているのでしょう。私は何度もこの本を読んでいるはずですが、吉良吉影がどうしてシアー・ハート・アタックを使えるのかまったく記憶にありません。
ところで、シアー・ハート・アタックは、「突発的な心臓発作」という意味だそうですが、隠語として「心臓を一突き」という意味もあるのだそうです。
どっちにしても、吉良吉影のスタンドを形容する言葉としては適切さを欠くように思います。
吉良吉影のスタンドの能力は、「爆破」です。「身体の一部を狙う」とか、「小さな傷で命を奪う」といった精密さを求められるものではありません。
とにかく、Queenのアルバムに『シアー・ハート・アタック』があったということを、ごく最近知ったことのショックでこの投稿を書きました。
我ながら、かなり迂闊だったと思います。
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