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『Wordと一太郎』 ソフトウェアの変化への適応

 かつて、職場の標準ワープロソフトは「一太郎」だったので、一太郎を学びました。初めはひらがな打ちでしたが、そのうち英語の入力が多くなりローマ字打ちに変更しました。また、入力速度を高めるためブラインドタッチ(今はタッチタイピングと言うんですね。)も練習しました。

 そして、何年か経ち、今度は新しくワープロソフトWordを使う機会が増えてきたので、Wordを覚えなければならなくなりました。

 一太郎とWordは、似たような機能が各々異なるキーやアイコンに割り当てられていて、さらに操作性も異なる。これは、物凄く覚えにくいです。 
 しかし、仕事は仕事、Wordを覚えなければなりません。しばらくやっていると、若手職員はWordをうまく使いこなしていることに気づきました。彼らは、ずっとWordを使っていたそうで、一太郎の経験がほどんどないので困っていると言っていました。確かに、当時はパソコンを買えばそこにはWordやExcelがインストールされていて、新たに一太郎を買おうとは思わなかったでしょう。当然、一太郎は不慣れなわけです。

 私は負けん気が強いので、Wordで分からないことがあっても、後輩に聞くなんてしたくありません。かといって、分からないからと立ち往生するのも真っ平です。だから自力でなんとすべくマニュアル本を買い集めました。
 以前から気がついていたのですが、ソフトウェアのマニュアル本はコンビニで売っているような、また書店でも隅っこに追いやられているような安価なもので十分です。厚いマニュアル本は、それはそれで役に立つと思いますが、私のように通勤途中に電車の中でちょっと調べるとか、パソコンの側に置いておいて短く参照するというのであれば余計にそうです。
 また、Wordは、VBA(ブイビーエー)というマクロ言語(広い意味でのプログラム言語です。)を使うことができるので、生産性を多いに向上させることが可能です。
 文字数の多い単語(書籍名など)や正確でなければならない単語(人名や企業名など)の入力に重宝します。
 VBAは、Excelで使うときに本領を発揮すると思いますが、WordやPowerPointなどでも使うことができます。
 ただ、VBAで入力したWordのファイルからVBAを切り離さないと、ウイルスチェッカーに引っ掛かるので、文書の保存の際にはそこだけ気をつけます。

 一太郎にもスーパープレイライトというマクロ言語が付いていますが、Excelでは使えませんから、結局VBAを使えるWordが便利ということになります。
 Wordのわずかに残る不満としては、複数のSheetを使えないことくらいでしょうか。それくらいです。

 ところで、職場ではまだWordが主流にはなっていません。主流はまだ一太郎です。しかし、一太郎しか操作できない高齢者が徐々に自然減していますから、近い将来Wordが主流になると思っています。でも、未来には何があるか分からないから、ワープロに替わるソフトウェアが登場するかも知れません。案外タブレットが普及して、エディタで文書作成するのが標準方法になるかもしれません。

 ダーウィンが言った言葉ではないそうですが、「生き残る者は、大きな者でも強い者でもない。環境に適応した者である。」というのは正しいと思います。特に、現代のように変化の激しい社会ではなおさらです。

以上

#一太郎 #ワード #Word #VBAだけ


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