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総選挙の日 (1276文字)

 令和6年10月27日(日)に衆議院議員選挙の投票と開票があります。

 衆議院には内閣不信任決議権があります。
 この内閣不信任決議が可決すると、内閣は存在の基礎を失い存続できなくなります。つまり、適法な手続きを経て新しく内閣を組織しなければなりません。 
 反面、内閣は衆議院の解散を決定することができます。なお、衆議院の解散は天皇の国事行為として(憲法7条三項)詔書(「しょうしょ」 国の機関としての天皇の意思表示の公文書で、一般に公示されます。)をもって行われます。
 「国事行為」(「国事に関する行為」)は、天皇が国の機関として行う行為です。憲法7条に列挙されたものに限られます。

 とにかく、衆議院が解散されると選挙を行い、新たな衆議院を再構成することになります。

 この内閣不信任決議権と衆議院解散権は、立法府と行政府との緊張関係を作り、権力の分立を維持しつづける機能があると説明されています。(司法との関係については、ここでは触れません。)

 衆議院議院選挙を「総選挙」と呼ぶのは、衆議院議員全員が改選されることから来ているそうですが、これはテレビで解説を聞いただけの記憶なのでどの程度信憑性があるか確認できていません。
 以前、衆議院議員選挙が参議院議員選挙と同じ日に投開票が行われることを「総選挙」だと思っていたと言った友人がいましたが、これは「総選挙」ではなくていわゆる「衆参ダブル選挙」と言うべきでしょう。

 毎回、国政選挙(「こくせいせんきょ」国会議員を選出する選挙。日本における衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙の総称。)の度に政治評論家とか新聞社や通信社の中間管理者みたいな人がテレビに登場して持論と推論を展開します。
 今回の総選挙では、野党にさしたる話題性がないようですから、自民党の高市早苗議員の動向が話題の中心になりそうです。

 10月27日(日)の総選挙の後は、11月5日(火)アメリカ大統領選挙があるので、テレビのニュースショーはネタが尽きません。

 テレビで選挙特番を観ていて疑問に思うことがいくつかあります。

①「当選確実」が出るとなぜ万歳するのか。開票作業が終了するまで当落は未定なはずなのに。ぬか喜びということもあるとは思わないのだろうか。
 「当選確実」というのは、投票所の出口で投票した人の投票先をその投票者の同意を得て聴取し、そのデータと報道機関が独自に調査した投票傾向と被選挙人の地盤等の情報を加味して打ち出した推定値なのだと理解しています。正式な投開票結果に比べると、かなりの誤差があると思います。

②候補者が選挙事務所になかなか顔を出さないのはなぜなのか。投開票日は隙だろうからずっと選挙事務所に詰めていればいいのに。

③当選が確定したとき、放送されるタイミングを狙って万歳をしているように見えるけど、あれって現場のディレクターの指示で万歳をしているのではないか。だったらヤラセではないのだろうか。

 こんな風に思っているので、選挙特番って当選者情報以外は真剣に見ることができません。

#総選挙 #衆議院議員選挙 #選挙特番
 

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