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悲しみを実力に

とんでもない能力を持っている人の背景をきいてみると、実はとんでもない地獄を切り抜けてきたが故だったためについた能力であった、ということは、小説や漫画だけではなく現実でもよくある話だと思う。

人が変わろうと思う動機付けは、人から何か強制されたとかではなく、自分から変わりたいと思うことが最も重要なのだろうと思う。その「変わりたい」という意思は、先述の地獄のような環境におかれてその場から逃げ出したいと考えたためかも知れないし、同じ地獄で誰かを助けようとした(そして、自分の実力不足で助けられなかった)ためかもしれない。

「若いときの苦労は買ってでもしろ」という言葉は、要するに実力は苦労しないと伴わない、ということではある。しかし、必要のない地獄にわざわざ自ら飛び込む必要があるのか、については疑問がある。どうせどれだけ避けていても、地獄は向こうからやってくる。避けられるものは避けておいた方がいいと思うのだが。

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