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温泉地で見つけたいいもの ①地獄温泉の「すずめの湯石鹸」

温泉地に取材に出かけると「コレ!」と思うものをいろいろ買ってくるのだが、使わないまま月日が過ぎていることが結構ある。

本日、洗顔石鹸がなくなったので、おろしたのがコチラ。熊本県・地獄温泉の温泉石鹸。

これがチョーよかった♡
水をちょっとだけ足して、くるくると指先で泡立てるだけで、ホイップクリームみたいなしっかりとした泡が立つ。泡立てネットを使ったらものすごく泡が立つかもしれない。顔に泡をのせて、しばらく置いてから洗えば、つっぱらず、しっとり肌の出来上がり。

適当に泡立ててもしっかりとした泡ができましたよ♡


最近、冬場に脂落とす系の温泉に入ると、乾燥してカッピカピになってしまう、アラフィフの私の肌にもよい感じ。使い続ければ白くなりそうよ。若いピッチピチの年齢の人なら、1回使うだけでも白くなっちゃうかもね〜。


この石鹸には、「すずめの湯」の泥が練り込んである。


「すずめの湯」は酸性の硫黄泉。この白濁の湯が江戸時代から多くの人を癒してきた

地獄温泉は熊本震災から復活を遂げた奇跡の湯。何にでも効く万病の湯として、この地の人たちを癒してきた湯治場だった。地獄温泉の象徴ともいえる「すずめの湯」はぷくぷくと足元から源泉が湧いていて、そのかすかな音がすずめのさえずりに似ていることから名づけられたという。

こんなふうに泡が弾けて、音が聞こえてきますよ〜

溜まった泥を体になすりつけて入るのが昔からの伝統的な入浴法。私が初めて訪ねた17年前には、女性もおっぱい丸出しで普通に混浴していて(※ 地元の人が集う湯治場では、かつてそんな光景は当たり前だった)タオルで隠して入る私は、自意識過剰なんじゃないか・・・? 郷にいれば郷に従え。タオル巻きは邪道では? と本気で悩んだものだ。

それが今では湯浴み着、タオル巻きが当たり前。混浴文化の中で育っていない都会人にはありがたい限りだが、昔からの湯治場風景を知る人は「むしろ裸で入るのが当たり前。落ち着かない」と思っている方もいらっしゃるかもしれない。

でも、「コロナ禍を契機に湯浴み着着用を徹底させた」などという話はいくつかの場所で聞いたし、ここ10年くらいで「湯浴み着着用」をマナーとする混浴温泉がメジャーになってきている。


湯浴み着を着て、泥パック!


何をしているかというと、浴槽の隅っこに溜まった泥をかき出しているところ

熊本震災以後はリニューアルして、宿泊料金・日帰り入浴料金ともに以前よりお高くはなったが、このお湯は熊本が誇る素晴らしい温泉。
そして地獄温泉に行ったら、この石鹸はマストバイよ〜。

地獄温泉 青風荘.

住所:熊本県阿蘇郡阿蘇村河陽2327

電話:0967-67-0005

http://jigoku-onsen.co.jp/


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