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「きみのお金は誰のため」田内学

タイトルの本ですが、先ほど読了。
著者の田内学さんは、私が課金で視聴している「ビデオNEWSドットコム」という配信チャンネルで、その存在を知り、前著「お金の向こうに人がいる」を購入しました。
その後、チャンネル内で田内さんメインの番組「経世済民オイコノミヤ」が始まり、
TBSラジオではお馴染み、ビデオニュースドットコム代表、ジャーナリストの神保哲生さんも、田内さんのことは相当気に入ったな、とニヤニヤしていました。(自身の取材時間が足りないためというのもあると思いますが。。)
ゴールドマン・サックスのトレーダーを辞めて、「社会的金融教育家」という謎の肩書きにワクワクしますが
期待を裏切らない「お金」の話しに、
前著「お金の向こう」の段階で、目からウロコでした。
本作「きみのお金~」は、
「お金の向こう~」と語られている内容は、ほぼ同じなのですが、「お金の向こう~
」を、小説仕立てにしたような感じで、
おそらく、ご自身の体験(確かご実家はお蕎麦屋さん)を投影した描写、作中登場する「お金の向こう研究所」に繋がるところは、なかなかメタ的展開で楽しくなります。
帯コメントに、
「涙が止まらなくなった」「勉強しようと読んだのに、泣いた」など、感涙エピソードが、並びます。
10月から2ヶ月で四刷りなので、なかなか売れゆきも好調のようで。
高崎駅のクマザワ書店で「5位」の棚から、売り上げに貢献すべく、ゲット(推し活!)

感想ですが、
小説としての完成度を度外視しても、
とにかく読みやすく、まる1日もかからなかったです。
個人的に、
「株は金儲けの手段ではない」ということは常日頃思っていて、
「事業への投資は、本来「推し活」に近いもの。売り抜けることを目的にしてはいけない」
と、私が、親世代や、同世代に説明しても、なかなか理解されないのですが、
田内さんは、感情論にならず、万人が腹落ちするカタチで、すっきり言語化してくれるので、いつも感心します。
一方「きみのお金~」では、
まさかのジュブナイル&胸熱展開で、少しビックリしています。
番組でご本人が話す姿は、わりと斜に構えて見えるのと、わざわざ「感情論ではない」という前置きで、語ることが多いので、
なにやら、熱いものもお持ちなのだなと、不思議な気持ちで読了しました。

なので、
私が泣いたのか、
どうかというと、

帯のコメント
「カフェで読んだことを後悔」

を、そのままやってしまい(汗)

少しツボがズレているのかもしれませんが、

この本をお金を払って買った人が
少なくとも8万人いることに、
「社会は繋がりでできている」
その結論に、涙できる感性に
メタ視点で、感動しました。



一方で、

宮平「ミヤダイラ」ゼミには
カフェで、吹きそうになりました(笑)

就活に有利じやないとか、
単位厳しいとか。。









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