エレベーターメンテナンスの考え方について⑤

国がエレベーターの維持管理に関する指針として保守点検業者に対して、
・保守点検契約に基づき保守点検結果、不具合情報を文書などにより報告
・保守契約外の修理が必要と判断した場合は理由を文書等により十分説明
・維持管理に関する助言を求められた場合等に適切に提案又は助言
以上の3項目が掲げられています。
他にも掲げられている項目あるのですが、この3項目が最重要項目として扱われています。
3つの文中には、”文書により報告”、”文書等により十分説明”、”適切に提案又は助言”とありますが、委託者と受託者のコミュニケーションが重要視されている感じを受けます。
とりあえず、点検だけ業者に丸投げしておけば所有者責任は果たされているといった認識は間違いなので所有者、管理者の皆さんは点検業者の報告をよくチェック、確認しましょう。
点検作業内容はすべて決められているので保守点検業者の良し悪しはこの報告、提案業務にあると思います。
A41枚の複写紙の点検報告書に✓、△、×しか書いてなくて、備考にもどんな作業を行った、どこの何が△、×なのか記載がない上に何の説明、報告もない業者は見直し対象にされた方がいいと思います・・・。

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