エレベーターメンテナンスの考え方について③

メーカー系、独立系の住み分けはどうなのか?
メーカー系
建設、新築市場がベースで、よりコンパクトに省スペースで建物設計上機器が収まるか?(ピット、オーバーヘッド寸法)
既設市場では、高層ビル、タワーマンションなど複数台群管理システムのAI制御、オーダー型や自社独自の機種(リニア型、フラットベルトタイプ等)対象に独占的で価格優位な市場で高い利益率を基軸とした営業展開
複数台の大規模現場でのメリハリのある価格攻勢

独立系
保守開始から長期間かけて信頼関係を築いて、高経年機種へのリニューアル提案をベストなタイミングで受注
20年~35年のバブル期設置の規格型エレベーターをリニューアル工事受注を念頭に置いた営業活動
供給停止機種や賃貸経営収益がやや厳しい物件へのリーズナブルで顧客志向性の高い管理提案を計画的に保全対応し、最終的にリニューアル工事受注に結び付ける。
最終目標を自社製リニューアル工事受注としながらも顧客に常に寄り添った対応をする
顧客との人間関係を重視した営業活動と丁寧で明確な報告、説明のできる顧客対応力をいかに揃えれるか
今までなら、単純にメーカーよりそこそこ価格を下げれば受注できたのが、
メーカー並みのサービスと営業力も求められるようになり、群雄割拠から1社独走態勢になりつつある

メーカー系と独立系、独立系同士で業務提携、資本提携、M&Aが進み、上記の対応力のない独立系会社は淘汰されていくでしょう・・・・。

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