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「技術的負債、どうやって解消した?リアーキテクチャ・リファクタ事例から学ぶLunch LT」に参加してきました

表記イベントに参加してきたので感想を記載します。


LT①『今日からできる!技術的負債返済への最初の一歩』

⇒すみません、参加が遅れて聞けていません。

LT②『GraphQL の負債に向き合うためにやっていること』

ユビ―の外村さんからのLTでした。
toC向けサービスのケースでの技術的負債の解消を紹介いただきました。グラフ構造になってない、一貫性がない、拡張性がない(payload型で返せてない)という問題に対しての対応について紹介いただきました。
 理想のスキーマを定義して移行していくが、移行で様々な問題が発生し、破壊的な変更を安全に移行することは難しい。フロント、バックの同期の問題があるのでprefixをつけながら徐々に移行するような対応したが大変、また規約を策定して認識を揃えていったという話でした。規約だけでなくチェックの自動化が重要。

LT③『ビッグバンフルリプレイスをやりきったお話』

株式会社Hacobuの戸井田さんからのLTでした。
プロダクトのフルリプレイスの全体像について講演いただきました。事業背景から一気にリプレースという選択をし、やりきったのがまずスゴイと感じました。複数の言語、基盤についてReact GOで統一して、コンテナやCI/CD等一気に変えていったそうです。
 リプレイスを実施する意義を全社に浸透していたことが重要だったとのことで、組織作りを一緒にやったのがポイントとのことでした。やり切ったお話しでしたが、最後にビッグバンフルリプレイスは止めましょうと書いてあったのが面白かったです。やりきる覚悟が一番重要!!とのことでした。

LT④『コトダマンサーバーアプリのリアーキテクチャへの挑戦』

MIXIの田中さんからのLTでした。コトダマンというMIXIのソーシャルゲームのアーキテクチャ課題の話でした。APIサーバの内部品質の低下で保守が困難になっていったという課題(ユニットテストがなく、依存関係がぐちゃぐちゃ)に対して、メンバーのスキルを向上できるように型(アーキテクチャモデル)を整理して、自動テストを書く文化を目指したとのことでした。
 移行についてはチームの状況を見ながら議論を繰り返して、緩やかに対応していったようです。チーム内で設計に関する議論が出来るようになったのが良いが、新しい暗黙知自体も生まれているとのことでした。

LT⑤『増えすぎたマイクロサービスをモジュラーモノリスに移行しているお話』

 サイバーエージェントの田代さんからのLTでした。BcketeerというフィーチャフラグとABテストの提供・管理を行うOSSとのことで、そのアーキテクチャの移行の内容について説明いただきました。モジュラーモノリスアーキテクチャとしてマイクロサービスのコンポーネント性を享受しながらモノリスのシンプルさを享受することを目指したそうです。一つのアプリ内で複数サーバーを走らせマイクロサービスをまとめていって負荷増に対応していったとのことです。

感想

 技術的負債解消についての各社事例の説明でした。簡単な問題ではなくどこの会社もかなりしっかり取り組み新たに発生する問題に対しても前向きに対応しながら組織的に成長しているなと感じるお話が多かったです。うらやましくなりました。

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