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スクフェス三河2023 Day1に参加してきました

表記イベントに参加してきたので感想を記載します。

キーノート

ジョージャスティスさんの講演でした。テスラでの製造のアジャイルの話について説明いただきました。

モジュールアーキテクチャについて
・製品やサービスを分割する方法は沢山あるが、どんな順序でも同時に構築できる方法はほとんどない。これがモジュールアーキテクチャの目標。(たとえば、マイクロソフトもモジュール化が進んでいて、並列で複数のサービスを修正できている)⇒いかに並行実施できるかが重要となる。
・テスラでは30日以内に設計・実装・テスト・デプロイとでき、ハードウェアのリリースを可能にできる。(各モジュール内でテストができる事が前提)
・モジュール単位に分かれている事が重要。小さい単位なのでリスクも小さくできる

エクストリーム・マニュファクチャリング

原則1:変化に対する最適化(スピードよりコストを重視する最適化より結果、コストは良くなる)
原則2:オブジェクト指向・モジュール式アーキテクチャ(依存関係を減らし、プロジェクトを並列で進められるよう分割する)
原則3:テスト駆動開発(まず合格するためのテストから始める)
原則4:コントラクトファーストデザイン(インターフェースを定義する所から始める)
原則5:設計の反復(すべての部品がユニークであり、すべての部品がテストされているのを目指す)
原則6:アジャイルハードウェアデザインパターン(再利用と警鐘により、最適なものを利用することができる)
原則7:継続的インテグレーション開発(ハードウェアでもロボットを使ってCIをやっている)
原則8:生産ラインの設定(生産ラインの構造をアジャイルに合わせた形にする)
原則9:継続的デプロイメント(CD)(生産ラインの最後のステップは最終認証試験、最初のステップは設計と再設計。これを1日に何度も流せるよう、リファクタリングしていく。)
現属10:スケーリング・パターン(1つの製造する能力を高めるのではなく、セルを追加する)
原則11:パートナーパターン(パートナー側と一緒に設計とテストをできるよう調整する)

その他
・テスラではスクラムの次の段階に言っているので、スクラムマスターはいない。チームメンバーが技術もチーミングも高いレベルで実施して自己組織化できている。ただそうなっていくためにもスクラムマスターをまずはどんどん増やしていくのが良い。

⇒ あまり製造業の事は知らないで聞いたのですが、私が普段関わっているシステムの話よりも「統一感↔バラバラが良いこと」や「抽象化↔具体化」の概念が大きく進んでいるように感じショックを受けました。ハードウェアとソフトウェアの統合についてとても感心させられました。普段実施しているシステム開発やチーム運営に導入できる考え方も多そうだなーと思いながら聴いてましたが、自身とはだいぶ距離感があるなと思いました。
 このような機会がなければ聞けない内容だったのでとても良かったです。
質問の中でどのようにモジュールの単位を決めるのか?という話があがり、とても気になりました。(回答では分割を何度もすることが大事という話でしたが、テスラではこの辺の考え方や芯があるんだろうなーという雰囲気をとても受けました。うらやましい、、。)

明日からの製造業のアジャイルの話もとても興味が出ました。ありがとうございました。

ギャザリング

 その後は懇親会でした。コミュニティでは一緒に活動しつつも初めて会う方も何人かいて、とても楽しかったです。

<話した内容等>

・飲んでいる場所の前がVIVANTのロケ地だった話
・就職活動に登壇経験はとても役に立つのでは?という話
・ニセコや沖縄へは会社に費用申請して行きづらいという話
・製造業のアジャイルでの日本の事例(政府の認可を受ける大変さ)
・100人規模の合宿の大変さ
・組織アジャイルの集中の難しさ
・会社としての広報活動の話
・スクラムショーワークショップがお勧めという話
・スクラムマスターというロールの採用について
・1日でアンラーンしたきっかけ、3日でアンラーンしたきっかけ

感想

キーノートも衝撃を受け、会いたかった人にも会えて、とても楽しい会でした。本日は私の発表です。頑張ります!!


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