読書メモ「エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」
表記本を読んだので感想を記載します。
サラスバシー教授のエフェクチュエーションに関して非常にわかりやすくまとめてある入門書になります。とても読みやすかったです。
⇒エフェクチュエーションが不確実性が高い時に有効な考え方だという事を示した例です。大きな会社で、自身の職種が上がっていく毎にこのエフェクチュエーションの考え方が有効になるのでは?という仮説を持っています。それは権限/責任があるほど不確実性に向かうケースが多くなるからだと思っています。
この感覚でGOを行っていく事も決定権をもつ管理職になると良くわかるなーという感覚があります。出来るだけ一歩の幅を小さくして早く回転させるという事が大事かなと考えています。また、本文では、「行動しない事の機会損失」を考慮することが大事とも書いてあってわかりみが深い内容でした。
⇒ 起こった時にてことして活用するという事は中々難しいなと感じていますが、そのためにはリフレーミングや手持ちの手段の新しい発想が重要と書かれていました。この考え方は自分には足りていないなと感じています。
⇒積極的なパートナーシップで活路を開いていくという事は経験している内容なので、まさにという感じでした。わりと最近も重視している内容だなと思っています。
⇒今までの4つの思考様式によって駆動される、サイクル全体の考え方となっています。コーゼーションでなくエフェクチュエーションという事をわかりやすく伝えているのがこの原則となります。本書でも自らを取り巻く半径2メートルの世界を変えることが重要と書かれていて、素敵だなと感じました。
感想
上記は簡単に5つの原則部分を抜き出しましたが、本書では実際にこれらの5つを組み合わせた事例として、アイスホテルやサイボウズさんの事例が紹介されていて、その事例がとても分かりやすく理解をサポートしてくれます。私自身、役職が上がってからこのエフェクチュエーションの考え方を非常に大事にしていて、それが成果につながる感覚も強くあるので(まだつながってはない・・・)、引き続き大事にしたい考え方となっています。
ありがとうございました。
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