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Scrumfest大阪2024に参加してきました

 遅くなりましたが、表記イベントに参加してきたので感想を記載します。私の初登壇が去年のスクフェス大阪だったのでこういったカンファレンスに本格参加してから1年たちました。

DAY1

キーノート

 DAY1の基調講演については、社内のイベントと被り、後半からしか聴けませんでした。でも翌日には動画が上がってたので、帰りの新幹線で改めて聞く事が出来ました。横道さんは「プロダクトレッドオーガ―にゼーション」を訳したプロダクト界隈の人というイメージですが、キャリアや上司との関係についての講演をしていただきました。

 マネージングアップという言葉は私は初めて聞きましたが、とても良くわかる内容でした。ただ、私のような伝統的な企業にずっといてだんだんと立場が上がってきた人からすると、大企業では割とマイナスになる考えな気もしています。上司に変に壁をつくらず、仕事をうまく進める上で必要な手段としてのマネジングアップは大事さを理解する一方、大企業だとマネジングアップ自体が目的になってしまう懸念を感じています。
 組織の効率化の元、分割していった縦割りの組織だと、上司の命令に従い、そのまま進める事が効率的な運営では成功要因になる事が多いと感じていますが、探索型の組織だとアンチパターンなケースも多いと感じています。そんな中で盲目的に「マネジングアップ」の用語が重要となるのには少し危惧を感じました。この辺は自分の経験をもう少し整理したいと思い、スクフェス仙台にプロポーザルを書いています。(スクフェス界隈だとあまり興味持たれない気がしますが、大企業にどっぷりな身としては伝えたい内容であり、どこか別の場でも整理して話したいなと思っています。)

 目的や計画先行になる進め方とは別の動き方のエフェクチュエーションを自身の経験と合わせて紹介したいと思っています。

 とはいえ、今回の横道さんのキャリアの中でのマネジングアップの重要性やメッセージについては非常に良いと思いました。ありがとうございました。

懇親会

 その後は噂の地下の中華に始めて行き、色々と懇親しつつ2次会にも参加できました。(地下の中華は初めてでしたが、何となく大阪の中華料理屋さんの味やメニューを思い出しました。大阪の頃は毎日行ったりしてた)
 懇親会では初めての方ともお話しでき、コミュニティが広がっている事や「women in agile」との同時開催の良さも感じました。
 2次会ではアジャイルコーチやスクラムマスターに関して文化人類学的に中の人として参与しながら変えて行く事について話しました。大企業に入って参与観察しながら自分自身も共に変えて行くといった話は勇気をもらいました。

DAY2

 午前中は神奈川トラック、午後は福岡トラックでそれぞれ登壇があり、午後はずっと福岡トラック聞いていました。懇親会も行きたかったのですが、当日疲れていたことも有り早めに帰りました。

”Fearless Change”なやつら ~読書会を通じてパターン実践とパターン理解を繰り返して起きた組織変革の連鎖~

神奈川トラックで発表した内容です。1年半くらいずっとFearless Changeの読書会をやってきたメンバーでの登壇だったのですが、個人的には登壇内容だけでなく登壇に向けた準備の経験が非常に良かったです。

・おーのAさんが登壇に向けたプロポーザルを書いてくれる
    ↓
・小泉で当日までの段取りと資料の構成や役割分担を推進する
    ↓
・98llerさんが資料のひな型を作る
    ↓
・piroさんとミツカワさん中心にスライドをいっぱい作る
    ↓
・ことねさん、おーのAさんがスライドいっぱい修正する
    ↓
・全員+いしかわさん、kenzzzzzyさんで修正、練習して仕上げる

みたいな感じで全員が何となくリーダーシップを発揮しながら登壇に向けて進める事が出来ました。読書会自体も誰かがいないといけないみたいな点もなく、いる人中心で適宜進めて行き、読書会自体のメンバー自体も昔よりも全体的に増えているといった形で、とても素敵だなと感じているのと何がポイントなのか?再現させることはできるのか?という事を常々感じています。
 今回、コミュニティの1つの形としてスクフェス大阪で発表出来たのは、とてもよかったと思いますし、ひきつづき細く長く付き合っていきたいので、よろしくお願いします。

業務時間の20%だけでスクラムを実施した、4チームの実験結果報告

 会社のメンバーとの共同登壇となります。こういった社外イベントと社内を近づけたく、共同登壇は意識的に実施しようとしています。(結構疲れますが・・・)
 内容的にはちょっと特殊な運営の報告なので一般的ではないと思いますが、ウォーターフォール型企業が少しずつアジャイル始める時の方法として有なのでは?と考えてる内容となります。
 この方法を武器に社内で少しずつ広げられないかなーと考えていますが、それはまた別の話で。。。

終わりに

ということでスクフェス大阪の話でした。今回はものすごく見たい動画がたくさんあるので、ちょっとずつ見て行きながら、また視聴報告を随時していこうと思います。ありがとうございました。

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