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読書メモ「世界一流エンジニアの思考法」

表記本を読んだので感想を記載します。

米マイクロソフトに行った牛尾さんの本になります。いつもブログも楽しく読ませていただいていますが、それらのエピソードがまとまっていて、一気に楽しく読めました。日本からアメリカに行ったというならではのエピソードは他でもちょこちょこ聞くものの、同僚や上司とのやり取りがここまでまとまっているのは中々ないと思いますが、そのやりとりが非常に良かったです。

「基礎」練習は「誰でもできる」ことだが、習得には「時間がかかる」ものなのだ

第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう?より

基礎的なことに対して時間をかけて理解する大事さを話すエピソードとして語られています。最近またコントラバスを再開していますが、オーケストラの演奏ってコスパ/タイパがとても悪いなーと改めて感じましたが、基礎を積み上げることでしか進められないという理解をしっかり経験できているのは色々と役に立っているのかもなーと改めて思いました。この感覚があると、出来ない時の焦り感が減る気がします。

「ウォーターフォールとアジャイルのメリット・デメリットは何ですか?」と尋ねたお客さんに、彼はこう言い放った。
「ウォーターフォールは一切メリットがないのでやめておきなさい」

第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう?より

前にバズったブログの内容ですが、本にも書かれています。この本かなり売れていて会社でも何名か読んでるのですが、みんなこの事読んで色々感じてほしいなー。

二つ目は、自分が無理なやり方をしているケースだ。「自分には何かが足りない、才能が足りないから、こんなに大変」と思い込んでいる場合だ。自分にとって難しすぎると感じるときは、たいてい脳の使い方が間違っているサインだ。

第3章 脳に余裕を産む情報整理・記憶術

この「自分には無理だ」とか「なんであの人はこんなことが出来るんだろう?」は成長する良いサインだと思っています。自分が無理だと思うことを出来ているという時にはそのことに対しての考え方ややり方が違うという事に気付けるチャンスだなーと最近感じています。人がやっているエクストリームなやり方を参考にすることで成長のヒントがあると最近感じています。

互いが知識をシェアして高め合うことを助け合い、エンジョイすることに集中する。

第4章 コミュニケーションの極意 より

この議論についてのくだりは本当にうらやましいなーと感じました。ただ自分自身がそういった文化を育む障壁になっている懸念も感じたので、もう少しサーバントリーダーシップを大事にしていきたいです。


「今からどうやったらよくできるのか」「自分は何をしたら貢献できるだろう」と考えると、それぞれの立場で「今なすべきこと」が見えてくる。

「第7章 AI時代をどう生きるか?」より

最近コミュニティでこの話をよく聞くのでとても刺さりました。会社をこういった文化に少しずつしていく上でもコミュニティはきっとヒントになるんだろうなー。


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