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ギリシャから学ぶ

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ギリシャは西洋文明の泉!ギリシャ神話やギリシャの歴史などから現在の行動、生き方を考えます。
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#古代ギリシャ

ドーリア式オーダーの柱への想い(個人的な解釈)

ドーリア式オーダーとは古代ギリシャにおける建築様式の一つで、イオニア式、コリント式とともに3つの重要な様式に位置付けられています。紀元前6世紀から紀元前5世紀までの間、用いられました。しばしば重厚、荘重と表現されます。ドーリス人が定住したペロポネソス半島、およびその植民地の南イタリアで生まれました。 ツァラトゥストラ =ニーチェにおける ドーリア式オーダーの柱ツァラトゥストラ =ニーチェはこの、ドーリア式オーダーの柱を眺めながらこう言った。「力がいくつしみとかわり可視の世界

ヘシオドス『神統記』から学ぶ

ヘシオドス『神統記』とはヘシオドスという紀元前700年頃の古代ギリシャの詩人の処女作で、カオスからの世界の創造、神々の系譜、ウーラノス、クロノス、ゼウスの三代にわたる政権交代劇を描き、ギリシャ神話の宇宙観の原型とされます。 『神統記』から何を学ぶのか『神統記』では、最終的にゼウスが神々の王となりますが、タルタロスつまり奈落の巨大な空洞の中には、ゼウスとの闘いに敗れた巨人族(ティーターン)が、あるいはテューポーンなど荒ぶる力が閉じ込められているのです。我々の大地、ゼウスの秩序