人生の迷子 → やりたいことが分からない

松井です。

「やりたいことが分からない」

と相談してくる人がたくさんおられます。

なぜ、自分のやりたいことなのに、自分で分からないのか?

あなたは不思議に思いませんか?

その理由はシンプルで、これまで「自分の意思」で生きていないからです。

自分で選ばずに、社会や他人からの影響や流れに合わせて、生きてきた。

・小学校→中学校→高校→大学→就職と特に何も考えず選んで(選ばされて)来た
・そつなく仕事をこなして、文句を言わない良い社員
・10年以上同じ会社で働き続けている人

こういう人は、自分の意志よりも、周囲の意思に従うことで生きてきたタイプ。

こういう人は大まかに見て2つのタイプがあります。

1:肉体は生きていて幸せだけど、何も考えてない状態(幸福に、今の瞬間をただ消費する人生)
2:肉体は生きているけど、心は死んでいる状態(不幸だから、問題から逃げて何も考えられない人生)

基本的に、組織に属して生きている人、もしくはお客さまの動向に合わせている人はこの傾向があります。

前者は、いわゆる指示待ち族、反応的な人間、休日はパチンコで、家族と仲良く、問題もないけど、何も考えてない人。

後者は、いわゆる死ぬほど頑張って過ぎるけど、結局全ては他人のせいになって、何も積み上がっていかない人。もしくは逆に問題から逃げるのに必死で何もできなくなっていく人。文句をいうか黙るしかできなくなっていくパターンですね。

もちろん、それが悪いわけではありません。

ただ、自分と向き合うことをせずに、ただ流されて生きているので、自分のやりたいことを感じる力が忘れ去られただけ。

どちらのパターンにおいても、自らで選んでいない経験は、経験値として積み上がらないので、事故的な問題にぶち当たった時に、能力のなさが露呈されます。

・・・

【何も考えなくても、幸せに生きられる社会システム】

日本という国は豊かですね。

このようにただ社会や周囲に流されて、自らの意思を持たずに、youtubeを見て、ビール飲んで、仕事して、給料もらってれば、肉体はある程度生きられますから。

※本当に1ミリも責めていませんから、、、

だから、心が幸せだったら本当に何も考えなくても、眼の前に与えられたことをこなすだけで生きられます。

そして、そういう生きかたに甘んじられるのは、ハッキリ行って運が良いだけです。

それが可能だという豊かさのせいでもあり、偶然的に大きな問題に出会わずに何も考えなくても生きられたから生きているだけ。

こういう状態は非常に「脆い」です。

サービス、娯楽を消費して、一時的な快感が人生の主目的になります。

能力への投資や、未来への備えを怠る傾向があるので、何か社会変動があった場合には、右往左往します。

【心が死んでいる人】

心が死んでいる人は、自らの存在に「恥」を感じています。

そして、その「恥(存在欲求の欠乏)」によって流され突き動かされるので、他人からの承認を得るためにいつも必死です。

その必死さ故に常に「過ぎる努力」「過ぎるコミュニケーション」「過ぎる行動」をとってしまいがち。

逆に、その恥を隠すために、全ての問題が無いかのように振る舞うパターンもありますねwww

事なかれ主義、何もしない、口だけで実践しないという生きかたを選ぶ場合は多いです。

こういう人は「自分らしく生きたい」とよく口にします。

なぜなら、「自分の意思」で生きていないからです。

要するに、身体は生きているけど、心は死んでいるということですね。

恥の感情が強すぎて、自分のやりたいことを見つめる余裕がありません。

「私がそんなことをするのは(悪いことで)許されない」

という思いが本当にやりたいことに向き合う邪魔をするからですねwww

【どちらの場合も、困らない】

心が死んでいる人は、明確に痛みがあるので、変化への欲求は強いです。

しかし、痛みの本質に向き合うだけの余裕がなく、問題の本質から逃げてしまうので、変化はしません。

何も考えてない人は、問題が起こらないと、痛みが無いので変化したいとも思わないです。

もちろん、変化する必要は1ミリもなく、問題が発生してから変わればいいです。

ただ変化したいと思った時に、どう向き合って行くべきかの指針が存在しないので、変化したいと思ったときが大変です。

なぜなら、、、

【人生のコンパスがないから】

どのような人生を生きたいかがないから、どのように改善したら良いかが分からないのです。

コンパスを持たず、目的地がなければ、どっちの方向に進んでも一緒ということです。

「自分の意思」で生きていないということは、この人生の方向性(コンパス)が無いということ。

だから、幸せであろうが、不幸せであろうが、変化が起こるはずがないのです。

このように自分の意思がない人は、他人に与えられたコンパスを無意識的に生きているので、つまらない場合が多いです。

昭和中期のように、社会そのものが成長し余裕が生まれる時代はそれが一番いい戦略です。

社会からはみ出るよりも、その流れにのって幸福に生きることができるからです。(それでも私はそのように「何も考えず、人生の方向性を持たず」生きるのはあまり好きではありません)

幸せであっても、何も考えていないので、発言もつまらないです。

つまり、まず「自分の意思で生きよう!」と、考えたときにやるべきことは「自分のコンパス」をつくるということです。

「理想の人生ではなく、理想の人生の基準を持つ」

どのような「人格」を持った自分になりたいか?

これを設定してくと、少しずつ自分の意思で生きられます。

ぜひとも7つの習慣の第1の習慣、第2の習慣を参考にしていただければと思いますが、大切なのは理想の「人生」であり、理想の状態像ではないということです。

高級ホテルで目覚めて、プライベートジェットに乗って、大統領とミーティングして、、、というような状態が重要なのではなく。

平均的に見て、どのような「人生」かということが重要。

そのためには、、、、

【自分が大切にしたい資質は何か?】

を発見することが有用です。

以下の手順で自らの「大切にしたい資質(価値観)」を発見してください。

1:憧れの人物を3人あげる
2:その人のどんな資質に憧れるかを上げる
3:共通点を考えてみる

です。

私がこのあいだやった時はこんな感じ。

1:ブッダ、キリスト、シャーロック・ホームズ
2:悟り、合理的、愛、真理への探究心、正義感、信仰心、安心感、平和・・・
3:(自然)合理的、真理への探究心、真理

という結果でした。

ですので、私は「真理(自然法則)への帰依」という物を大切に生きています。

ざっくり紹介したからわかりにくいかなww

ちなみ私が人生のコンパスとして、受け入れているのは「パワーかフォースか」で紹介されている意識のマップです。

これを100%自分の選択で、基準として採用しています。

故に、私の価値観トップ5は、、、

1真理
2平和
3喜び
4愛
5理性

という順番になっていますww

ま、、、余談ですが。。

ぜひぜひ、人生の基準って視点で考えてみてくださいね。

それでは!また!!

松井万理

追伸:

「自然の法則への帰依→意識レベルの向上」

私のなかではマジでこれが自分の人生の基準です。

これをまとめたのが、、

「自然の法則に従えば、人生は上手くいく」

という言葉です。

自然法則に従う→意識レベルを上げる
人生が上手くいく→全体利益に適切に貢献できる

ということですね。

ま、、、そんな感じ!


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