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バレる。そして進化する。

『企画開催します!』







二次創作の界隈で良くある『企画』







あるものは、新たな書き手を見つけるため
またあるものは、新たな交流のため
これに参加していく。





かくいう私もそれに参加しようとしているのだが。

しかし私の場合は少しばかり事情が違う。








本来私は二次創作「される」側










何を書こう。





私を主人公にしようか。


楽屋番長のあの方にしようか。


はたまた最近仲良くなったツンデレさんにしようか。



やっぱり懐いてくれる後輩にしようか。


あ、そういえば問題起こした後輩いたな。


いやー、あの子はムズイ。なんか色々想像できない。






そんな風にして私の妄想は広がっていく。







というか、
フォローしてくれる人が少ないなぁ、、。





あんまり知られてない
リアルな部分とか書いてるんだけど、、。




やっぱり恋愛系じゃないと増えないか、、、。

いっそR18いっちゃう?






いやいや、
流石にメンバーをそういう目では見れないわ。







恋愛系書く?
いやーでも私恋愛してないから
分かんないんだよなぁ、、、。





先輩に聞く?





いやいや、ほぼほぼディスりやないかい。





いかんいかん。変な関西弁が出てしまった。






うーん。






決めた!恋愛系にしてやろうじゃないか。






私の理想を詰め込んでやる。
どーせ私の妄想なんだ。多少は雑でもよかろう。






これが私の最強の世界だ!!!!!!












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『ねぇ?この話知ってる?』





楽屋番長が何やら見つけたようだ。





「あー知ってる。妄ツイってやつだよね。」





え?!嘘?!知ってるの?!




「ってかさこの作者さ〜
 微妙に私のことディスってるよね。」




『どこ?』



「ほら私、自分の名前にちゃん付けとかしないし。」





『でもなんか言ってて欲しい気持ちもわかる。笑笑』




「なんだかなぁ。いいんだよ別に?妄想だし?」
「その人が言ってて欲しいのかもしれないけどさー。」




『じゃあ、いいじゃん。なんでそんな不機嫌なのさ。』







『なんかこれ、
 ファンの方が書いたやつじゃない
 気がするんだよね〜。』








え、うそん。




そんなんわかる?




いやまぁでも、流石に私だとは気づかないだろう。






あ、こっちに来た。






「ねぇ。」





「どうしましたか?」








「私、自分の名前にちゃん付けとかしないから。」



「まだまだだね。妄ツイ師」


「罰としてこれ、書き直し。」






「え?え、な、何の話ですか?」





「それと今度から私以外をヒロインにしないこと。」
「チェックもするから。」








私の最強の世界が、侵略されようとしてる。




でも、なんでだろう。




楽しみ。


FIN





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