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将棋界の向かう先は!?麻雀界との比較

こんにちは、ドキンちゃんです。
ドキンちゃんは将棋ウォーズ6段、全国優勝経験あり、また麻雀(初心者)が好きでNoteを書いているものです。
今回起きた「マスク未着用での反則負け」という前代未聞の事件について意見を述べます。

まずどんな事件が起きたかについてですが、
・A級順位戦で永瀬さん VS 佐藤(天)さん の対局が朝から行われた。
・夜に佐藤さんが長時間マスクを外した。
・永瀬さんが審判に指摘をした。
・審判の判断により、佐藤さんは反則負けとなった。

※詳細は以下のとおり。

なお順位戦というのは、年に1回行われるリーグ戦のことで、どんなに強い人でもC級2組という一番下のリーグからスタートします。
最短でも一番上のリーグであるA級にあがるには、4年かかります。
なんと将棋界のスーパースターである藤井さんでも5年かかって、現在A級にいます。
またA級は全員で10名しかいなく、総当たりの9回戦でトップだったものが名人への挑戦権を得ます。

この名人というのは、400年以上続く歴史のあるタイトルです。
なので将棋指しなら誰もが憧れるタイトルとなります。

また所属する順位戦の位置によって給料が大きく変動し、また負けがこむと引退に直結します。
つまり将棋棋士にとっては、人生をかけた最も大事なリーグ戦といえます。

さて前置きはこのくらいにして、ドキンちゃんの意見を言います。
それは、
「ただただ、悲しい」
の一言に尽きます。
こんなしょうもないことで将棋界の話題が出て欲しくないですし、不信感をもたれるのは悲しいです。

また客観的事実を述べると、今回の事件で悪い行動をした人はいません

・佐藤さんが長時間マスクを外した。
⇒難しい局面でより深く思考するために、マスクを外すのは普通。

・永瀬さんが審判に指摘をした。
⇒ルールに記載してあるので、不思議に思うのは普通。

・審判の判断により、佐藤さんは反則負けとなった。
⇒ルールに記載してあるので、判断は妥当。

コロナ化における臨時対局規程

永瀬さんについてだが、純粋に将棋を極めようとする棋士であり、ドキンちゃんも昔1対1で平手で対戦したことがある。
その際、印象的だったのは一人の棋士として接してくれたことである。
全力で対局してくれて、ぼこぼこにやられました。
また森内さんとも平手で対戦したことがありますが、本質は永瀬さんと同じでした。
なので今回の件は、負けているから指摘したのではなく、あくまでルールに則っているか確認したかっただけであろう。

また反則負けを判断した日本将棋連盟だが、反則負けを指摘するのは当然である。
なぜならルールに明記されているからだ。
将棋界でのルールは厳格であり、何一つの不備もあってはいけない仕組みになっている。
これは良い・悪いの問題ではなく、現状はこういう構造になってしまっている。

ただ先に述べたように、ドキンちゃんは
「ただただ、悲しい」
のである。
こういった形で話題になって欲しくなかった。
誰もが悪いことをしてない世界で、起きて欲しくなかった事件である。

それでは今後どのようにしたらよいのか?
ドキンちゃんの考えを述べます。(麻雀界と比較します。)

【将棋界】
・ルールが明確で、それに則って判断する。

【麻雀界】
・ルールが曖昧で、その時に応じて決定する。

これが将棋界と麻雀界の現状であり、良いとこどりをしてはどうだろうか?
つまり、将棋界において理事による裁量の部分を明確にルールに記載するのである。
そうすることによって、今回の悲惨な事件は防げたはずである。
なのでマスクを着用するように注意で済ますことができ、臨機応変に対応できたのではないか。
なので理事には、将棋界の人格者が就任する必要があります。
(今の理事も人格者の人が多いと思いますが。)

またこうしたルール整備のために、第三者の有識者を入れてはどうであろうか?
そうすることで、より客観的な意見を取り入れることができるのではないだろうか。

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
将棋界のことに詳しくない人は、少しでも理解してもらえたら嬉しいです。
また将棋関係者の人であれば、何かしらルール変更に物事が動くよう働きかけてくれると幸いです。
さらなる将棋界の発展を期待して、終わりたいと思います。

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