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【白ルギア】シティリーグ2024 S1

町田中心にポケカをしているTomoです。
今回10/29に竜星のPAO町田店さんで行われたシティリーグに白ルギアで参加したので備忘録として残しておきます。
古代未来環境でシティを控えている方の参考になるように執筆することを心がけますが、基本的に個人的に使用するメモとしての性格が強めなのでご了承ください。


◆古代未来環境における白ルギア

10/27日に発売された強化拡張パック「古代の咆哮」「未来の一閃」のカードプールが追加されたことにより環境が一新されました。
ポケモンでいうと
・トドロクツキex
・テツノカイナex
・テツノブジンex

等は今後もよく見るカードとなるでしょう。
トレーナーズも
・カウンターキャッチャー
・大地の器

などを中心に汎用的且つ強力なものが一気に追加されました。10/29時点でのシティリーグ上位デッキ分布は以下の通りです。

トドロクツキ多すぎ

ダークパッチやオーリム博士の気迫でエネ要求を満たしやすく、技も強力なトドロクツキデッキが発売からわずか2日でロスギラに次いで2番目のシェアを叩き出しています。
また、テツノカイナの登場により、サイドレースを有利に進めやすいミライドンデッキパオジアンデッキも多く使われている印象です。逆にテツノカイナで小物を取られやすいサーナイトゾロバレは肩身が狭くなっています。
こうした環境の中でルギアの1番の敵はなんと言ったもテツノカイナです。無理です。正直テツノカイナはきつすぎて東大理三に合格する方が勝算あるまであります。
そんな中自分がルギアを握った理由はやはり練度です。これまでルギアしか使ってこなかったので他のデッキはまともに回せません。あとは純粋に好きだからです。ルギア以外で勝ててもあまり嬉しくないのでルギア以外の選択肢はありませんでした。

ただ、この環境でのルギアの立ち位置としては、ロスギラについてはアッセンブルの前に雪道ミカルゲとかされずに順当に進められたなら五分以上を取れますし、シェア率2位のトドロクツキに対しても一生カビゴンを押し付けてるだけでカラミティストームを強要させることができ、サイドプラン狂わせることができるので微有利というのが今の所の見解です。後述しますが、リザについても“ある秘策”によって五分、もしくはそれ以上とれます。ドラピオンを採用していればミュウVmaxとも戦えますし、ルギアが今の環境で全く戦えないというわけではありません。カイナは怖いですが、どんなデッキにも苦手はあるので古代未来環境のシティでルギアを使うか悩んでる方がいましたらぜひ信じてみてほしいと思います。

◆当日のリストと採用理由

まず当日使用したリストは以下の通りです。

古代未来環境 白ルギア

個人的にかなり仕上がったリストに感じていますが、スタジアムは検討の余地がありそうです。

ポケモン、サポート、エネルギーの枠についてはさほど個性はないように思います。
このリストで特筆すべきはスタジアム、グッズ枠です。1番異質なのが「技マシン デヴォリューション」だと思います。

私が練習していたレイジングサーフ環境では黒リザが1番の脅威でした。こちら側からはワンパンできないのに相手からワンパンされるリストは白ルギアは基本苦手です。そのためデヴォリューションは黒リザメタとして採用しました。このデヴォリューションは想像以上に機能し、本来なら負け確定の盤面を一気に覆して勝ち盤面に変えられるほどの威力があります。詳細は当日のマッチアップで後述します。

スタジアムはトドロクツキやテツノカイナといったパラドックスポケモンが増えている環境を意識し、ポケモンリーグ本部を重めに2枚採用しました。しかし、上記2人は追加で1エネつけることはさほど難しくなく、下手をすると自分のカビゴンやミュウがキツくなります。ロスギラに対してもアビスシークを抑制したり、終盤にロストマインのプランを狂わせたりと刺さるカードなので1枚はあってもいいと思いますが、崩スタ2枚の方が強い気がしました。

カウンターキャッチャーは1枚で逆転につながるカードなので非常に強力に感じます。しかし、使い所が限られるためボス4枚は欠かせません。それに当日も活きる場面があまりなかったためルギアにおいては自由枠でしょう。

採用を検討したカード

・タウンデパート
デヴォリューションに繋げられるので採用しようかと思いましたが、ブーストエナジーを相手にサーチされる可能性が怖く、見送りました。

・パンプジン

テキスト割と良さげ

こちらは新弾で登場したパンプジンです。バケッチャを採用している関係で場に出したバケッチャを腐らせにくくする目的で進化先として入れるか迷いました。しかし事故の原因となることの方が多かったのでやめました。

◆当日のマッチアップ

当日のマッチアップは以下の通りです

1戦目 カイナ入りパオジアン 後 ❌
2戦目 ロスギラ 後 ⭕️
3戦目 アルセロコン 先 ❌(両負け)
4戦目 トドロクツキ 後 ⭕️
5戦目 黒リザ 後 ⭕️
最終19位予選落ち

やっぱりあと1勝が遠く感じました。
かなりプレミも目立つ試合が多く、冷静な判断を欠いていました。マッチ運的にはトナメ上がれてもおかしくなかったのにもったいないことをしたなと思っています。

2戦目はお相手の事故により6-0で勝利することができました。しかしお相手の対応が非常に紳士的で尊敬しました。お相手はこの時点で2敗でトナメが断念されていたにも関わらず気さくに話しかけてくださってありがたかったです。

1戦目はノコッチでのスタートでした。そこに先2ごっつあんプリファイが飛んできて0-6で負けました。しかし、後1の手札がジェット、ギフト、ダブルターボ、アーケオス、ナンジャモ、ハイパーボールでアーケオスを1枚落とすことが可能でした。それなのにエネ切ることを恐れてナンジャモを打ってしまったことも大きく負けに繋がりました。
人間は心理学的に絶対にやった方がいいとわかっていてもそれをやらずにミスをするというバグを起こす生き物であることを大学の授業で教わりました。バグりました。

2戦目は先2アッセンブルを決めて且つバスでベンチのロコンVを取るというかなり押している展開でした。しかし中盤〜終盤にかけてお相手のはがくれポンチョやチェレンの気配りといった耐久プランに対応できず時間切れ両負けとなりました。本来勝てている試合であったにも関わらず落としてしまい、予選突破が断念された試合でしたので過去1悔しい試合でした。

4戦目は先1でお相手がVIPパス等でガンガン展開してきました。バトル場モルペコ、ベンチがトドロクツキ×2、ビッパ、ガラルファイヤーV、イキリンコexと負けを覚悟するほど充実していました…しかし、WCS決勝戦のキムラタカキ選手を見て諦めることはしないと決めていたので一応最後までやることにしました。まず後2アッセンブルでアーケ×2が立ったのでガラルファイヤーをボスで呼び、ストームダイブで取りました。返しにくるいえぐるでルギアが取られました。この時点で自分の場にはアーケ×2しかいませんでした。手札は潤っていたのでベンチにたくさん展開してもよかったのですが、イキリンコを取れなければ負けです。となった時に1番警戒するのはボスを抱えた手札を流されるナンジャモでした。そのため、あえてアーケオスで攻撃することで手札や場の弱さをアピールし、ナンジャモを打たせにくくしました。お相手もそれに乗ってくれて、ナンジャモを持っていましたが、スタジアム込みのカラミティストームでアーケを取るのみに留めてくれました。なのでハイパーでカビゴンをサーチして、バトル場のアーケを手張りで逃し、プライマルターボでカビゴンのエネを満たしてボスで勝利しました。こうしたブラフ戦法はWSC2022ロンドン準決勝のイシヤマリョウタ選手から得た知見です。もちろんイシヤマ選手ほど高等なものではありませんが決まった時は嬉しかったです。

お名前を挙げさせていただいたキムラタカキ選手とイシヤマリョウタ選手の2名は自分が最も尊敬する選手であり、この試合はお二方から得たものがあったからこそ勝利することができた試合でした。WSCで勝ち上がる選手たちの偉大さを改めて実感すると共に、そこに一歩近づけているように感じ、過去1成長を感じる試合でした。

最終戦である5戦目は黒リザとの試合でした。練習段階では最も苦手なデッキタイプでしたし、お相手も非常に強く、先行2ターン目でベンチのネオラントをボスで取られ、リードを許してしまいました。後攻2ターン目にアッセンブルスターを決め、アルセウスを小突きましたが、その後の展開でルギアも倒され、お相手サイド2枚となりました。通常であれば負け確定盤面であり、対戦後のお話でお相手も「勝ちを確信した」と話していました。しかし、ここで私の秘策としてはデヴォリューションがありました。ルギアでアルセウスに220与えたのもそこを意識したためです。通常ここでネオラントを出すことはまずありませんが、デヴォリューションしか勝ち筋がない上にデヴォリューションを意識して山を作っていたのでネオラントで博士の研究をサーチし、引くことを選択しました。引いていく中で6枚目でデヴォリューションがきてくれたので、そこから一気に形成逆転です。明らかに負け盤面であったのを覆し、逆転勝利を収めることができました。これは流石にお相手も予想していなかったようで、悔しそうな様子でした。デヴォリューションが活きる試合は少ないかもしれませんが、あると便利ですし、ケアされることもほとんどないので今後も入れるであろうカードです。

◆初めてのシティリーグの感想

ここからは本当に独り言です。
まずはシティリーグ初参加で先行マーカーの向きやデッキケース卓上に出しっぱなしなどでジャッジやスタッフの方に声をかけていただくことが多かったです。これはもう慣れようと思います…笑笑
あとは冷静さが大事だということは身にしみて感じました。先述した1戦目のアーケオス落とさないとか普通に考えてあり得ないです。それと時間にも気をつけようと思いました。本当に両負けとか誰も得しないので。それとやっぱりルギアが好きだなぁとも感じました。1番練度高くてこれ以外使えるデッキがないというのもありますが「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように上達の前には「好き」が必要不可欠だと思います。ポケモンカードも好きですが、何よりルギアというデッキが好きなのでレギュ落ちるまではどれだけカイナが増えても使ってると思います。(ルギア使いすぎてポケカ仲間にはLINEの名前がルギアに変更されています。。笑笑)
何はともあれジムバ以外の初めての公式大会は悔しかったり嬉しかったり、憧れに確実に近づけている自分に気付けたり…様々なものを得られたと思っています。本番に向けて寝る間も惜しんで練習したり、環境の勉強をしたりした期間も忘れずに大事にしようと思います。高校の部活を引退して以来、誰かと競いながら本気で練習することがなくなっていたので懐かしい気持ちが蘇ると同時に有意義な時間であると感じました。ポケカを通して知り合えた方たちもいますので本当にポケカを初めて良かったとも感じた2024年S1でした。
でもこれはあくまで過程に過ぎません。いつか世界大会の舞台に立つのが夢です。これからもその夢に見合うだけの努力を忘れずに継続していきたいです。読んでいただきありがとうございました。少しでも読んでくれた方の参考になれば本望です。



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