医療機関のDX化について

まちづくりで有名な木下斉さんのVoicyで発信されていた、ヤバい病院事情、通称「ヤバ病」がとても盛り上がっていました。「ヤバ病」についてこれまで経験してきたことを発信していきたいと思います。
私は医療業界で勤めて15年になり、医療機関の病院事務で勤めて10年目になります。はじめは外注先の視点から地方から都内の医療機関まで様々なケースを見てきました。後に地方の地元医療機関に転職したため、現在は内部目線から医療機関を見ています。
医療機関におけるDX化が進まない理由の1つとしては、まとまったコストがかかることに加え、使用する当事者たちが前向きでないからだと感じます。これまでの運用に慣れていたベテランたちがあらゆる部署にいるため、基本後ろ向き発言をします。特に熟年の医者はPCを使いこなせない方も多いため、面倒なことは進めたくないのだと思います。
電子カルテやオーダリングシステムの導入の場合は、医師の事務補助をすることで医師の負担軽減と点数がとれるということもあり、割と前向きに進むことが多いです。しかし、それ以外のDX化についてはメリットが期待されても前に進まないのが現状です。出退勤システムや物品管理システムなどがそれにあたります。特に物品管理システムの場合、rfidタグをつけての管理や重量センサーをつけての管理も十分可能ですが、規模の大きい医療機関には看護師の他に看護助手や医師事務作業補助者や急性期病院であればSPDのスタッフもいるため、人海戦術を前提にした運用が主流となっています。
ただ、これからは働き手不足が急速に進んでいくため、これまでの十八番の人海戦術が使えなく、やむを得ずDX化が進んでいくのではないかと思います。医療機関のスタッフ側でDXが当たり前になれば、マイナンバーと保険証の一体化や電子処方箋のデジタル化及びお薬手帳のデジタル化などの患者側のDX化も進んでいくと思います。
次回は外来受診の待ち時間についてまとめたいと思います。

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