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ロースクールの意外な落とし穴

こんにちは。
前回の記事ではロースクールのデメリットはテストが大変すぎるところと書いた。ただ、正直、これは入学前には想定していたもので、まあそうだよな〜って受け入れられた。ただ、実際にロースクールに通ってみて入学前には分からなかった意外な落とし穴として感じたことが一つある。実際に通ってみて初めて気づいたしんどさをお伝えしたい。

それは、メンタルの維持。
ロースクールで病んでしまう人がいるというのは先輩ロー生から聞いていた。
私はこれは予習復習が大変で、先生からのソクラテスが厳しいからだと思っていた。
実際、こうしてストレスが溜まる人もいるだろう。 
でも、私が感じたのは別のストレスである。
このストレスについては入学前全く想定しなかったものできつかった。

そのストレスとは、毎日周りと競い合うストレス。

学部時代とは違って、ロースクールはみんな法律を一応のところまで極めつつある人達の集まりである。学部時代は特別に頑張って勉強しなくても、法曹志望でない学生よりは優位に立てる。
しかし、ロースクールは違う。みんな優秀。
人間あるあるで、下の人をみて自分のメンタルを保つという逃げ方があると思う。
ロースクールではこれが通用しない。みんなできるから。
自分が聞かれたら答えられない質問にスラスラと答えるクラスメイト、長くて複雑な判例を簡潔に説明できるクラスメイトを見て劣等感に苛まれる。
ロースクールのGPAは就活に直結するからみんな成績を死ぬ気でとりにくる。
挙手制の授業は発言したくなくても成績のために手を挙げまくるし。
みんな表向きではがつがつしていないが、心の奥底で他の人よりも優位に立ちたいという気持ちがあることをじりじりと感じる。
そういった見えないところにある負けず嫌いな独特の空気感が息を出来なくさせてくる。そんでもって、周りは優秀なんだから、劣等感に押しつぶされまくる。

こういった勉強面で周りと心の裏で競うストレスは入学しないと気付けなかった。

あとは、就活面でも競い合うストレスがある。在学中受験の影響で、就活の時期が早まっている。
入学前から説明会に参加したりする。
クラスメイトとするどこのサマクラ通った?とか四大のサマクラがどうだとかの会話がしんどい。

ストレスの根源がこんなにも周りと競うことにあるとは思わなかった。
自分は何でこんなに出来ないんだろうと追い詰めていくとメンタルが崩壊する。

メンタルの維持が想像以上に難しい。
特に入学してすぐは、予習をしっかりやりがちだし、予備短答が迫ってるし、サマクラのESをたくさん出さないといけないし、やることが渋滞する。
そんな時に劣等感に押しつぶされたら、メンタルが本当にキツくなる。

私は今、メンタルの維持がしっかりできるようになってきたと思っている。
それは、周りは優秀だということを受け入れられから、自分ができない人間であることを理解できたから、周りと比べるのではなく昨日の自分と比べることができるようになったからだ。

もし、ロースクール入学前にこの記事を読んでくれている人がいたら…
周りと必要以上に比べすぎないで。ゆびきりげんまん(*´ω`*)
比べても自分の実力は変わらないし、今目の前にあることをしっかりとやるしかないんだ。

これからも周りと比べすぎず、自分のペースでのんびり過ごせたらいいな^ - ^
実務家になっても。

司法試験頑張るぞ!
それでは、また。

今日は人生初競馬。勝ちました。やったぜ。







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