ブロックチェーンを江戸時代風に説明する

前回の記事でWeb3.0までの変遷について軽く説明しました。

おさらいすると、
■Web1.0 「一方通行の時代」
情報発信をするのは一部の人。サイトの閲覧など。

↓↓↓ 〈iPhoneの登場〉

■Web2.0 「双方向の時代」
SNSによるコミュニケーション。

↓↓↓ 〈ブロックチェーンの誕生〉

■Web 3.0  「分散の時代」
Web2.0でGoogleなどの一部の企業に独占されていた個人情報が、個人に分散(非中央集権化)されるようになる。

このような話を昨日しました。今回はWeb3.0についてもう少し深く説明します。Web3.0を説明するには、ブロックチェーンを切り離せないので、ブロックチェーンについて話します。

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とにかく分かりにくい説明
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経済産業省によると、
ブロックチェーンとは
・ビットコインを実現させるために生まれた技術であり、いくつかの暗号技術がベース
・P2Pネットワークを利用してブロックチェーンデータを共有し、中央管理者を必要とせずにシステムを維持することを実現

と説明されていますが、何を言ってるか理解できません。そもそも理解させるつもりがあるのか疑問が生まれるほど分かりにくい。

また、「ブロックチェーン 分かりやすく」とググってみても、

【「ブロックチェーン」とは、ビットコインの中核となる「取引データ」技術のことを言っているんだ。取引のデータ(履歴)を「トランザクション」と呼び、そして、複数のトランザクションをまとめたものを「ブロック」と呼ぶ。このブロックが連なるように保存された状態が「ブロックチェーン」となるんだ。】と書いてあります。

こちらのサイトもやはり説明する気はないようです。恐らく横文字を使って小難しく説明することで、優越感に浸っているのでしょう(笑)

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ここから、分かりやすく説明してみたいと思います。
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ブロックチェーンは、「分散型台帳」と訳されますが、もう少し簡単に言うと、「皆んなで共有する台帳(記録帳)」です。つまり、国家や大企業のような力を持った集団が、情報記録を管理するのではなくて、国民で情報を管理しようということ。

ここで江戸時代の例えでブロックチェーンを説明してみます。

江戸時代には土地の面積とか農作物についての記録を幕府が台帳に記録・管理していました。
例えば、X村の
Aさんの収穫量は、50キロ。
Bさんの収穫量は、70キロ。
と台帳に記録されている訳ですが、幕府がその台帳の記録を改ざんしても、農民は分からないわけです。

しかし、その台帳と同じものを農民が持ってたら、その一冊を改ざんとかしても、他の人の台帳を見比べればバレますよね?
このように、「みんなで共有する台帳(記録帳)」を、ブロックチェーンと呼んでいます。

そして、このブロックチェーンの技術を応用して多くのイノベーションが生まれました。
例えば、ビットコインなどの仮想通貨や、NFTなどです。

こうして、Web2.0から大きくアップデートした時代をWeb3.0と呼んでいます。


今日は、ブロックチェーンについて話しましたが、次回はこのブロックチェーンはどのように使われているかについて話したいと思います!

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