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考えた企画を実現したことで、消極的だった自分が、自信を持てるようになった話

皆さんこんにちは。WEBライターの、おただです。皆さんは人生が変わった経験はありすか?

私は今まで、自分から何か発信をしたり行動したりすることが苦手でした。自分に自信がないから、メンバーをまとめるリーダーより、誰かの後ろでサポートをしたいタイプ。
そんな私が、自分で考えた企画を実現させたことをきっかけに、自信が持てるようになり、人生変わったことをご紹介します。

母からの一言で地域団体『ELEPHANT』に参加


「地元を盛り上げる地域団体『ELEPHANT』がメンバー募集しているらしいから応募してみれば?」母のそんな一言から、人生初の経験が始まりました。


私の地元である埼玉県朝霞市には、戦時中に使われていた米軍基地がありました。1986年に基地跡地となりましたが、国によって管理されているためフェンスで囲われ、立ち入ることができません。

長く続くフェンス。手前側が解放された敷地。


しかし、2013年に市と国の話し合いにより、一部解放されることに。この土地にシンボルロードと呼ばれる、自然と共存した遊歩道ができました。

シンボルロード


新しい土地開発をきっかけに、地元をもっと盛り上げていこうと結成されたのが『ELEPHANT』という団体でした。


母に声をかけられた当時の私は、新卒で入った会社を退職。追い打ちをかけるかのように、コロナウイルスが流行。なんとか再就職ができ、新たな生活が始まりましたが、家と職場を往復するだけの毎日。

仕事以外でも何かしたいけど、やりたいことが見つかりませんでした。この団体に入れば、私も少しは何かできることがあるかもしれない、という気持ちで参加を決めました。


自ら出したアイデアから、実現に向けて一緒に行動してくれた仲間たち


主な活動内容としては、シンボルロードでELEPHANTの企画をやること。まずはミーティングでそれぞれアイデアを出し合います。

私は、最近ファミリー層の移住者が増えていることから、親子で楽しめることをやりたいと考えていました。昔、母によく絵本を読んでもらったことを思い出し、シンボルロードで布芝居の読み聞かせをやりたいと提案しました。

布芝居とは読み手に合わせて、めくり手が絵の描かれた布をめくっていきます

私の案が採用され、空想でしかなかったことが、実現できるかもしれないワクワクと同時に、自分にできるのか不安になったことを覚えています。

改めて企画を実行する上で、さまざまな課題が出てきました。

  1. 読み聞かせならみんなに声が聞こえるようにマイクがいるかな?

  2. 芝生の上でやりたいけど、座って見るお客さんに何か敷物を用意する?

  3. 消毒の準備や、集まりすぎないようにコロナ対策が必要かな?

  4. イベントするなら、市役所や警察署に許可を取りに行く?

当時はシンボルロードでイベントをやった前例がなかったため、何から手をつけて良いのかわかりませんでした。その都度メンバーとミーティングをして意見を出し合いながら、一つひとつ解決していきました。

みんなでやるから実現できた



メンバーや役所と話し合いをかさね、あとは日程調整してやるだけになった頃、コロナの感染拡大を受けて、中止してくださいと言われてしまいました。しかし「半年後、感染が落ち着いたらAsaka Street Terraceアサカ ストリート テラスというイベントをやるから、そこでこの企画をやるのはどう?」と役所の方から提案してもらいました。

今までの頑張りを知ってくれている方にお誘いいただけて、とても嬉しかったです。自分が一生懸命やっていることは、誰かが見てくれているのだと実感しました。


当日は、イベントの中で唯一、大人も子供も一緒に楽しめるコンテンツとして、とても大盛況でした。公演ではリアクションが直に伝わってきて、私も一緒に楽しむことができました。

なかには「この布芝居を見るためにきました!楽しみにしています!」と声をかけてくれた方もいて、とても嬉しかったです。想像以上に多くの方に来ていただいたので、諦めずにやってよかったと感じました。



まずは自分のやりたいことを伝えてみる

コロナ対策として、注意喚起の看板を製作中

前例のない企画を形にする経験を通し、想像力をフル回転させて決めていくことがとても大変でした。しかし成功させたとき、今まで感じたことのない達成感を得ることができました。

できるかできないかは置いておいて、まずやりたいことを口に出してみること。そうすると賛同してくれた仲間と共に、ひとりでは辿り着けなかったところまでいけることを知りました。

どうせできないと消極的な自分から、自信が持てるようになり、どんどんチャレンジしていこうと思えるようになりました。これが、とりあえず挑戦してみる私の人生を変えた経験でした。

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