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漆黒暁月すっとばして黄金レガシーのつながらないストーリ感想全体長くなったので前半(ざっくり)ネタバレあり


序章のどうでもよいこと



ついにやってまいりました2024年6月28日、拡張パッケージの黄金のレガシー。こちらはグラフィックアップデートも相まって48時間メンテもあり、いつもなら当日拡張パッケージの長時間パッチあてがなかったことである。ログイン戦争もなく快適にログインできました。

ちなみにわたしの拡張への熱量というか楽しみは暁月ほど高くはなかった。暁月でいったん物語が終結というかまとまっていたのもあるため、そこまでモチベというのかやる気というのか、あえていえば、紅蓮を迎えるまえくらいのほどほどの熱量で今回の拡張を迎えたのである。もちろん楽しみではないということはなく、新しい物語を体験できるというワクワク感はあった。 

まずは全体の感想


今回前半パートの王位継承編、後半では黄金郷の先にはいったいなにがあるのか。といった形にわかれたと解釈している。
ストーリの大まかな流れとしては

ウクラマトに焦点をあてた、エオルゼア出身者からはまだまだしられざる大陸であるトライヨラでの王を決めるための王争奪戦という名の継承式が行われる。
プレイヤーである光の戦士はウクラマトに頼まれこの継承式にかこつけたトライヨラの冒険に身を投じることになった。

ここでまず一点、前半部分はウクラマトが主人公であると早めにプレイヤー側で理解しないとかなりあれーーとなる感じがした。

前半の流れとしては各地の文化、伝統、部族、トライヨラ王国に対するそれぞれの考え方。問題。火種。を丁寧に書いてあるなと感じた。
ただしわりとなんでそこ、トライヨラに戻された、とか、ウクラマトの無知さがかなり際立ち、ちょっとストーリ的な流れに対してはスムーズなイメージがなかった。
あと継承争奪戦なので、もっと敵対勢力になるはずであったコーナとのバリバリとした競争などがもっとあってもよかったのではないだろうか。せっかく背後関係はともかく、暁勢力であった、サンクレッドとウリエンジョとの命をかけないぶつかりあいができると思ったのに、ちょっとだけ肩透かしを食らった。
まあコーナの性格からウクラマトを身体的にも心情的にも追い落とすようなことをするとは考えにくいが、それでも、もっと出し抜くような事柄をしても問題なかった気がする。これ競争なのよ、出し抜く気概やら多少清濁飲み合わせるくらいじゃないとトップになれんのじゃないの?というもやもやは残った。

たいしてバクージャジャとゾラージャ。こちらはわりとコーナやウクラマトに対してちょっかいをかけてきて(ゾラージャは付き人がちょっかいかけていた(名前ワスレタ))、我こそが王になる。という形を見せていた。ただし自分的にはこのあたりは消化不良である。簡単に復興できる通行妨害してもあまり意味はない。
あとはそのあたりの描写が不足していたのもあって、本当にわかりにくいなあと今になって感じる。
まあこの二人は王になっても将来のビジョンがまったくもって思い描けなかったので、、、、(一応王になったらこうするよーとは表明されていたが、正直言ってグルージャジャが言ったように欠点が克服されないまま王になっていたはずなので、結局のところ王になれなかったと考えられる

今回、光の戦士であるプレイヤーは後方腕組おじさんになっていてウクラマトの成長をうながすあくまで師であるという立ち位置だったため、前にでることはなかった。
冒険者が王の導きをするってのもおかしな話だが、そうではなく、あくまで視野をひろげてやること、未知のものにたいする姿勢。現地人たちへの接し方。自分の持てる知恵、知識、身に着けた戦闘能力、人脈を使いこなした姿勢、選考者であるヒントへの気づきなど、見せつけるという形になった。ウクラマトの王になったらどうしたい。を気が付かせる意味もあったとも思う。
さて旅を通じてだが、ウクラマトにたりなかったものは、弱さを認める心。素直に周囲を頼ること。対等な立場となりうる人物。そういった足りない部分をおぎなうために今回光の戦士はあくまで先達の立場を貫いたように見えた。
ただこの役割をプレイヤーにやらせるのは非常に難しい。
光の戦士=プレイヤーなので、あくまでゲームの演者とみる人と、自己投影をしてゲームの中で生きている、などいろんな考えをもっているなかで、この師である立場を魅せ、あくまでもウクラマトを主人公に置くというかたちにすることを毛嫌いするプレイヤーだとげんなりするのもわかるし、評価のわかれるところではあるとは思う。

さてはて。そんなこんなで各地をめぐりながら、ウクラマトはだんだんと成長していく過程は見て取れた。そこは異論はない。
ただいろんなところでストーリの流れがムムムといったところはあったし、うーーーん、なんでここイベントシーン???ってのもあった。多少ネガティブな意見が許されるのであれば、「どうも物語がスムーズに流れていない」といった感じであった。
とはいえ各地の部族やら歴史やらを紹介したクエストは楽しかったしそういや読み物的なお話が好きだった自分は楽しめたのはマチガイナイ。MMOでやることかあ?と言われたらまあ、、、。
ただ結局わたしは最後まで各々の種族の別名を覚えれなかったし、各地のNPCの名前が覚えれなかった。これはアカン。まあもともと人名を覚えるのが苦手側ではあったが、ここまで頭に残ってないのもめずらしい。となると原因はなんだろうかと考えた時、設定やらなんやらつめこみすぎた疑惑がある。
もちろん個々の設定や歴史を知ることは楽しいし、発見はあるが、ある意味紹介パートであろう7.0の拡張で若干情報過多になった気がする。自然と頭に入る前に次から次へと情報が叩き込まれるのである。そらところてんみたいに抜けていくって。
本来なら、その土地土地の情報が残ってあの地域いいなー素敵だなーってのが残るものだが、なんかなんだろう、今回印象が全体的に薄い。新生から暁月までやってきたが割とはじめての経験である。
サブクエをつぶしていくとまた違うのだろうか(この時点で風脈をとるクエ以外いっさいサブクエは触っていない)

※種族の名前については漆黒でも名称が違ったのでまたかという考えと、初期名ですでに刷り込まれたものに対して、違う名称を言われても何だっけ、になってしまう。地域特性や世界特性を出したいのはわかるが、急に別の種族名ぶっこまれても、その種族なんだっけにしかならない。これ気が早いけど、次の拡張でも同じように種族名がこの地域では違うぜって言われても私はもう頭に入る気がしない。年齢とかいうな、そこ。中年に脳のリソース余ってねえんだわ(言葉使い)

前半パートでちょっとなあって思ったのがマムージャ族の双頭への信仰について。
こちら長年双頭に対する信仰と、住む土地への貧しさや住みにくさに対して双頭への期待と信仰があった。双頭を生み出すためにはたくさんの生まれない子供をつくっていたことを一部の人しか知らないとは????
自分たちで双頭をつくろうとしてるんだよね、なんで知らないなんて言えるんだ?????あとマムージャは卵生かなんかか?どっかでいってたか?(殻を破れない云々発言がどっかであったはず)だから知らない人がいるんか?????でもそれはおかしくないかと感じたこと。
あとはそんなに簡単に双頭への信仰を変えることできるんか?ということ。宗教ってそうそう改宗できるものではなく、人々によるよりどころになっていることもあって、じゃあこれからやめる!と簡単に言えないところがあるのに、、そのあたりの掘り下げがまったくない。要は危険思想をもっているマムージャのことがいることを知ってオケという課題ではあったのだろうけどあっさりしすぎてないか。というもやもや感は残った。
結局土地にたいする対策も、土地にあった植物をどうにかしようで終わってるけど、、、、。なんか解決策も問題点ももやった。

まあいろんなことがありつつ、王位継承編で成長したウクラマト、そしてもう一人の王としてコーナが決まり。トライヨラは新たな体制となる。
黄金郷にたいしてここはどうなるかというのは、ちょっとだけおあずけ、トライヨラの北側にいってみよーということで後半パートに続く。

前半のまとめ

総評としては、ストーリの枠組みとしてはトライヨラの多民族国家であるという紹介としてはまあまあといった感じ。
ウクラマトが主人公であると理解していなければ、あれ、光の戦士いるかこれ?となる可能性が高い。
ウクラマトが急にバクージャジャに勝つことができるような成長があったかと聞かれるとすごく唐突に感じた。いや精神的な成長はあったけど、戦闘能力的にあれだけ差があったものを短期間で埋めるだけ成長できたかと問われても。。。という感じがした。超える力が働いたのか?それとも周囲がウクラマトに相当な稽古をつけさせていたのか。精神論だけで勝てるなら、紅蓮時代のゼノスにユウギリが勝ってもおかしくないじゃないかとなんか浮かんだ。
ゾラージャへの掘り下げがない。背景やら彼への心象が完全にプレイヤーのご想像におまかせします状態。前半パートだけみてもハテナマークしか浮かばない。
後半になるともう少し彼の心情がでてくるが、なんか背景がとにかく外征にでて武力で世界の覇者になる、戦争を起こすことで、戦争が無意味なものと知らしめるとか、うーーーん。なので彼が前半パートの最後で神器を使用し、黄金郷の扉の向こうに旅立つシーンに違和感しかなかった。
あとなんで神器いくら継承式であわただしくっても盗難されるようなガバだったんだよと。。。。

前半パートとしてはわたしの感想としては、うんまあこんなもんかなあと。トライヨラの紹介パートと思えばまあこんなもんよね。といった感じ。ただやはり設定情報がなじむ前に飛んでくるのでいろいろ実感というかなじむ前にあっちこっちに移動した感がすごいある。面白かった?と聞かれたらまちがいなく面白かったのだが。メインストーリがおわって少し経った今感想をかきながら振り返ってると意外と不満に思ってることがでてきて意外な気がしている。

後半に続く。











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