リトルマーメード応援企画!初週の売上が成功の鍵!

リトルマーメード公開しました!

 昨日2023/6/9にディズニー映画の実写リメイク「リトルマーメード」が日本で公開されました。配役のチョイスやらCGによりリアルになったセバスチャンなど前評判は言われたい放題で、幸先不安な作品です。とはいえスラムダンクのように公開したらユーザーが手のひらを返しメガヒットを記録するケースもあります。それではリトルマーメードは、ヒットするのだろうか?

今回は、以下3つの仮説からリトルマーメーどがヒットするか検証していきたいと思います。
仮説1:世界でヒットしていると日本でもヒットする
仮説2:映画の評判が良いほど日本でもヒットする
仮説3:初週の売上がいいと日本でもヒットする

検証内容

実写化されたディズニー映画の実績売上をベースに仮説検証していきます。
これらの映画の特徴は、最大124億円〜最少5.2億円とディズニーでさえメガヒットから空振りまであるということを示してます。(厳しい世界ですね。)ディズニー映画だけで考えると第一四分位を下回れば空振り、第三四分位を上回れば超メガヒット、65億であればまあまあといった感じということがわかります。

ディスニー実写映画興行収入

仮説1:世界でヒットしていると日本でもヒットする

 世界の興行収入と日本の興行収入を比べてみました。
相関係数は、0.62と世界でヒットしているとはいえ日本でヒットするとは限らないことがわかりました。

日本と世界の売上の相関図

仮説2:映画の評判が良いほど日本でもヒットする

 評判の指標として海外のレビューサイトの評論家得点と一般ユーザー得点に加え日本のレビューサイトの得点の合計3つの評価得点で検証していきます。各相関係数は、
FILMARKS:0.09
評論家:-0.28
一般ユーザー:0.16
となり、どれも相関はありませんでした。細かいこと言えば評論家の評価と売上は弱い負の相関があり、評論家は逆張りの傾向がややあると言えそうです。(評論家が罵倒した映画が売上高くなってしまうがそれっていいのか??)
 また、日本ユーザーが評価するFILMARKSは、異常値(赤い点)を除けば相関高くなるのでFILMARKSの得点の他に何かしらの要因が隠れていそうです。(今回はここについての言及はしません)

各レビューサイトの相関図

仮説3:初週の売上がいいと日本でもヒットする

 興行収入(日本)と初週売り上げの関係を見ると0.85と相関関係があることがわかりました。これはスタートダッシュの売上がよければ、メガヒットする可能性が高いことを示唆します。さらに回帰分析より初週の売上が
4億以下:空振り
8億付近:そこそこ
12億以上:メガヒットの予感!
といった具合になります。

まとめ

 仮説検証より、ディズニー実写映画が日本でヒットするためには、評判や海外の実績に関わらず、日本の初週の売上がキーポイントであり目安は8億円である事だとわかりました。つまり来週の映画ランキングの結果で大体の興行収入(@日本)が決定するということです。逆に言えば良い映画を作るより、CMバンバン流して、話題性を出す方がヒットする悲しい現実があると言うことです。

感想

売上が映画の内容より販売戦略に依存してしまう現実は、個人的に受け入れがたかったです。真に面白い作品が売上に直結する世界になることを祈りつつ、リトルマーメードの初週売上状況を静観することにします。


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