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地震への備えとしてのドルフィン(BYD:EV)


2011年3月11日 午後2時46分、私は宮城県の大崎市の会社で仕事をしていました。
ちょうど台湾からのお客様が来ていて打ち合わせ中だったのですが、雪の舞う中、お客様を連れてグランドへ避難しました。
余震も収まったのでお客様をホテルへ送り届け、自宅へ帰る方法を考えました。
通勤は車と在来線と新幹線を乗り継いでいましたが、新幹線も在来線も止まり、たまたま同じ地域から車で来ていた仲間と乗り合いで帰宅しました。
家に着くと、電気の止まった暗い中、家内が懐中電灯の前で座っていました。
電気・水道・ガスが止まりましたが、ガスはプロパンだったのですぐに復旧できました。
水は近くの山の湧水を組みに行ったのですが、日本各地から給水車が来てくれて問題はすぐに解決しました。
最後まで困ったのは電気と車のガソリンでした。
電気は5日後、水道は10日後に復旧しましたが、ガソリンの入手に苦労しました。
隣の山形県へ行けば購入できるという話も有りましたが、車がプリウスだったのでガソリンに対しては心配が少なくて済みました。
電気が止まると、冷凍庫の中は解けてしまい、携帯の充電もできず一番困りました。

7年前に静岡へ転居したのですが、心配は南海トラフ地震です。
ガスは宮城と同じプロパンにすればよいので、何としても確保しなければならないと思ったのは電気です。
考えた挙句の結論は、EVを購入しV2Hを付けていざというときに車から電気を取るという事でした。
乗っていたプリウスも10年を過ぎもう限界でした。
トヨタからは待てど暮らせど使えそうなEVを発売しませんし、テスラは高い、と思っていたら、去年、中国のBYDが日本でEVを発売するというニュースが。
最初のATT3は大きすぎたのですが、9月20日にドルフィンが発売になりました。

【ドルフィン】
ドルフィンの価格はベースモデルが363万円、ロングレンジモデルが407万円です。
CEV補助金が65万円なので、実質298万円と342万円となります。
発売日に、迷わずロングレンジモデルを発注しました。
ロングレンジはバッテリーの容量が大きいだけでなく、モーターのトルクも高いのでこの価格差であれば選択は一つです。

ドルフィン:アトランティックグレーxブラック


色はアトランティスグレーxブラックを買おうと思っていたのですが、一番入荷が早いのがスキーホワイトxアーバングレーと聞いてそちらに変更しました。

ドルフィン:スキーホワイトxアーバングレー


11月23日に納車されました。

【任意保険】
販売店のおすすめのSBI損保のBYDe自動車保険が有り、結論から言うとお勧めです。
これまでソニー損保に加入していました。
保険料は58,340円でしたが、乗り換えの割引もあり、同党の内容で413,40円になりました。
但し、途中解約したため、残り5か月が保険期間でしたが、14,580円しか戻らず、月割りだと残りは24,000円なので1万円くらいは損です。
しかし、お勧めというのはプレミアムセレクトというおまけがついている点で、免責5っ千円で5万円の保証が受けられます。
実は、私は納車後店から出て10秒で道路の縁石に乗り上げて、タイヤをバーストさせてしまいました。
通常の縁石は、端の方がカットされテーパーが付いているのですが、そこは運悪く垂直のままでした。
タイヤ修理とホイール交換は5万円超えでしたが、保険料を回収した感じです。(でも悔しくて悔しくて・・・・・)

【BYDの弱点】
この修理で分かったのですが、まだ修理用の部材が充分に日本に在庫していなくて、中国から小取り寄せとなりました。
バルブとプレッシャーセンサーだったのですが、取り寄せに2週間かかりました。
この点は徐々に改善されると思いますが。

【V2H】
V2Hは、ニチコンのプレミアムモデルで設置工事込みで159万8千円ですが、補助金が98万9千円で、実質60万9千円の負担でした。

V2H プレミアムモデル

2024年は補助金が20万円ほど下がっています。V2Hの工事は6時間ほどで終わりますが、家の構造や配電盤の位置、V2Hの設置場所によっても費用は変わりますが、最初の見積もりはかなり余裕を見ている様です。
我が家では、配電盤の有る部屋に点検口を作りそこから外に配線をし、配線を地中に埋めて駐車場までつなぎましたが、追加費用なしでした。
工事は12月4日に完了しました。
最上位はプレミアムPlusで停電時のマニュアル操作は不要なのですが、かなりお高いのでプレミアムモデルにしました。
ベースモデルとの違いは、操作をスマホで出来るかどうかです。
スマホで自動の方充電が設定できるので値ごろ感有りで決めました。






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