ふたりごと

ふたりの隙間で交わす言葉はどれくらいの意味を持てるのだろう
書き並べては消えてゆく世界は何色だろう
いま、どんな言葉を、歌を届けに行こう
似たもの同士 とは言えないけど
与えることで与えられてゆく
今日はいつもより空が青くて明るいから
もう少し君と、きみと話をしよう
突き放すフリして抱きしめてる
気にしないフリして見守っている
とらえた心が輝いている
ふたりこど
なんとなく、そばにいるようで
なんとなく、感じ合えるようで
伝えて伝えて欠けたとこ
埋めあっているんだね
触れ合えば あったかい場所へと
これからも一緒に
わたしの片割れは多分君なんだ

あらゆる語彙を試してみてけど
相応しい何かは見つからない
偶然を運命と呼んだりして茶化したけど
この言葉の続き
それを
未来と呼ぼう
試すフリをして確かめたもの
捨てるそぶりで握りしめたもの
ひとりとひとりも繋ぎ合わせば
ふたりごと
さりげなく見つめ合うように
さりげなく分かり合えるように
答えて答えてためらいを
補っているんだね
立ち止まり踏み出した歩幅で
陰ひとつ重なる
君の目に映るわたしが好きなんだ

なんとなくそばにいるようで
なんとなく感じ合えるようで
伝えて伝えて欠けたとこ
埋めあっているんだね
触れ合えばあったかい場所へと
これからも一緒に
わたしの片割れは多分君なんだ

君の片割れにわたしがなるよ

ふたりの隙間で交わす言葉は
どれくらいの意味を持てるのだろう
書き並べては消えてく世界は何色だろう
今どんな言葉を、歌を君に伝えよう

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