プロローグ Day1

私と医師の出会いは、2019年でコロナが広がり出す少し前になります。
私は複数の小さな事業を経営している立場で、その内の一つの事業をM&Aで売却する事から始まります。
医師は、自分のクリニックを複数持ち、他にも他業種のビジネスまで伸ばし、海外展開などもしておりました。
当時は、私の事業を買収してくれる相手でしたので、疑いもせず、医師の事業がどんな感じなのかを、頷く程度で聞いていました。

無事に譲渡が完了し、数ヶ月の引き継ぎサポートをしている中、少しずつ違和感が出てくるように、
店長:「新しいオーナーと連絡が取れないのです」「給与の振込がありません」
色んな事業をしているので、うまく引き継ぎが出来なかったのか、と思い資金の立て替えを始めるようになりました。

連絡がないまま、数ヶ月が経ち
医師:「バタバタしていて、連絡が出来なくてすいません」「資金の段取りをしているので、用意出来次第、送金します」

事業譲渡が完了しているので、ある程度のタイミングで全てを、店長に任せるようになり、私は身をひくことになります。
その後も、資金が遅れたり、指示がなかったりなど、店長は困り果てていましたが、連絡が2、3日ズレで取れるようになってきたので、取り敢えずは我慢をしていたそうで

そして、2022年末
事業譲渡した会社は実質クローズになり、ローンだけが残るようになりました。
店長への報酬未払い、事業ローンの返済をどうするのか、、

医師から、数年ぶりに連絡が入り、面談をしたいという事で会うことに
医師:「医療の新規事業を始める為、融資用に見せ金資金を貸して欲しい」「融資が無事におりたら、事業譲渡先の未払い、ローンの返済をする」
譲渡先の店長の事も心配だったので、借用書を用意して送金をした

next day2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?