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古い音楽長のメヌエット

これはモーツァルト?

いいえ。
猫玉さんが描かれた私の想像画。

手にしているのは、モザイクがかかってますが、実は猫のフン。
それを箸でつまんでいる。^^

猫玉さんとは、何度かリアルでお会いしていますが、これはあくまでもイメージだそうです。

このイメージがどこから湧いたのか?

間違いなくこれでしょう。


それにしても、この音楽長のイメージは、どこかで見たモーツァルトの肖像に似ていませんか?

そう思って調べたら、これが出てきました。


ヨーゼフ・ランゲ作『鍵盤に手を置くモーツァルト』

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これを見た妻のコンスタンツェは「夫に一番よく似た肖像画」と言ったそうです。

残念ながらこれは未完成作品で、襟元までしか描かれていません。
しかし、スカトロ趣味があったと言われるモーツァルトです。
猫のフンをつまんで嗅いでいる絵にも、見えなくもない?^^

冗談はそこまで。
ここではモーツァルトにちなんだ私のDTM作品を紹介したいと思います。
それは、モーツァルトの自動作曲システムで作ったものです。

モーツァルトの自動作曲システムについては、前にnoteで書いています。

これは何かと申しますと、モーツァルトが作った2小節のフレーズをある規則で並べ替えて音楽を作るシステムです。フレーズを並べる規則も、モーツァルト自身の考案によるもので、任意のワード(アルファベットの並び)から、自動的にーつの曲が出来上がります。

どんな曲ができるかは、ワード次第。
たいてい妙ちきりんな曲が出来上がります。
言ってみれば音楽の福笑いといったところもあるのですが、そこをいかにカバーするか、といったアレンジの醍醐味も楽しめるシステムと言えます。

以前、ある音楽サイトでこのシステムで遊んでいましたら、つるさんが、私のハンネの一部を使って一曲作って下さいました。

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これは、私のハンネ The Old Music Notebooksの一部「Old Notebook」を使った曲です。五線の上のアルファベットの並び順が「Old Notebook z」になっていることが見てとれると思います。zは、エンディング用に作られたフレーズです。

実にモーツァルトらしい曲になりましたが、これはつるさんが選んで下さった「Old Notebook」の並び順がよかったから。
普通はこんなにきれいにまとまりません。
何といっても福笑いですから。^^

さて、せっかく作って頂いた曲ですので、オーケストラ用にアレンジすることにしました。また、フレーズを追加して長くしようと考えました。付け加えるフレーズは、私の英語ハンネにあるもう一つのワード「Music」を使いました。すると自動的に下の楽譜の曲が出来上がります。

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この追加した部分を中間部として、メヌエットに仕立てまして、弦楽合奏用にオーケストレーションしてみました。
タイトルは、僭越ながら「Old Music Notebook のメヌエット」つまり「古い音楽帳のメヌエット」にしたのですが、今回ジャケットに猫玉さんのイラストを使わせていただけると聞きまして、「古い音楽のメヌエット」に改称いたしました。

お聴きください。
ほとんどモーツァルトです。^^


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