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【復刻版】知将の策、舞う鷹


はじめに

さて、youtubeでプレーオフ祭なんだってね。で、明日9/13にyoutubeでHawks vs CelticsのGame5をやるらしい。ということで、昨シーズンプレーインから、おこめも振り返っていこうと思います。
さて、前説を入れると、この試合の相手はマイアミ・ヒート。2年前のプレーオフではこてんぱんにされ、一矢報いたものの、なす術もなく敗北しました。3年前のプレーオフの大躍進からのこの結果は相当落ち込んだファンも多かったと思います。
そして、昨シーズンの開幕前にデジャンテが加入。もう一人のハンドラーが加わったことでチームは進んでいきます。そしてこのプレーイン。再び相まみえることになった両者。その勝敗の行方は天才たちに託されたわけです。

Quin Snyder

今日はアウェーでの試合でしたが、自分達のゲームプランをこなしていたと思います。あなたのゲームプランでチームを勝利に導いたことについてどう思いますか。
『私はただチームに競い合う気持ちを持ってもらいたかった。これまでの試合の中で挑戦してきたいくつかのことを彼らは今日やってのけた。我々がやってほしかった多くのことをね。ヒートはディフェンスで凌ぎきるのが難しいチームだ。我々は本当にフィジカルで、彼らが点をとるのでさえ苦しいようなディフェンスをしてみせた。我々が勝つ鍵はセカンドチャンスとボールを動かすことだと思っていた。しかしそれは容易なことではない。彼らにはバム・アデバヨがいて、どこまでもスイッチして追いかけてくる。簡単なことではないと思っていた。ただ同時に我々なら成し遂げられるとも思っていた。我々はしぶとくプレーを続け、彼らをくまなく潰していった。私はこの試合中ずっと報われたような気持ちだった』

サディックは移籍してから何故あそこまでチームに順応しているのか
『私は彼が好きだよ。そして、君の言うこともわかる。私が思うに我々のチームというのが、チームとしてこのグループのことを考えてなければいけないんだと思っている。ここには並外れた選手が多くいる。それでもこのチームの強さはそこじゃない。このチームはまとまることで強さを発揮するチームなんだ。我々コーチ陣はそれを彼らに期待してる。我々は自分達のプレーでそのことを証明したい。そしてサディックもそうだ。彼だけじゃなく、他の選手もチームに影響力をもたらすことができる。サディックにとってそれはシュートだ。3を打つことだ。でも、ジョンも3ptをいつも以上に打ったし、DJも今日は多くのスリーを打ってきた。ベイの役割は3&Dかもしれないけど、強迫観念で考えてほしくないんだ。オープンのときに決めたらそれはいいシュートだし、時にはチームメイトに譲ることだってある。彼はそうしたところで我々を助けてくれる。そして彼は何よりも一生懸命にプレーするよね。彼はオフェンスの鬼だし、いつだって競い合う気持ちを持ってる』

途中から加わってチームはプレーオフに辿り着きました。あなたの未来にとってこれはどれほど重要なことですか
『今夜のようなゲームを絶やさないことだ。私がこのチームに言うことはずっと同じだ。私は指導したくて来たし、それは今すべきことで、私が愛してやまないことだ。私自身も時々、多くの様々なことを考える。その度に思うのが、この集団は絶えず私を支えてくれていて、私も彼らを支えようとしているということだ。彼らは相手を打ち負かすためにずっと私に耳を傾けてくれるし、そのための努力や同意もしてくれる。コーチとしてそれ以上のことはない。そして、それがこのチームで常に楽しいところでもある』

ボストンと当たりますが、どのような挑戦を彼らにさせたいですか
『ボストンはしっかり繋がったいいオフェンスをする。それは今のこのチーム以上のものだ。持っている武器も多いし、それが次々に飛び出してくるような感じだ。そんな彼らに対してどうプレーするかだな。ボストンのゲームの読みはすごいものだし、ゲームメイクできる選手も豊富にいる。本当にディフェンスするのは難しいチームだ。彼らの守備での汎用性も独特だ。様々なラインナップで向かってくるからね。今年のDPOYが誰かは知らないが、私はマーカス・スマートだろうと思うよ。彼にはそれだけのありあまる尊敬をしてる。強心臓の持ち主だからね。彼らは素晴らしいチームだし、ジョーは素晴らしい仕事をしている。私に聞くまでもないことだが。彼らを相手にするのは難しいだろうが、ただこれがプレーオフだ』

Trae Young

POシリーズとは違うと思うけど昨年のヒートとのシリーズとは違う結果になりましたね
『俺達はよりフィジカルにプレーしてた。それが最大のポイントだった。フィジカルに、そしてペースをあげてプレーすることが、相手をディフェンスに入らせる前にこっちがリードを掴むことができた。そしてハーフコートではいつも以上に攻め気のプレーをしてたし、トランジションでもそうだった』

今まで、PIで3戦負けなしです。何があなたたちを勝たせる要因なのでしょうか
『俺達はそのときそのときの状況を理解してる。一年でこのときが一番真剣になるときだ。プレーオフを決めなきゃいけないからね。一番は俺達がそれぞれ準備を重ねて、ゲームプランに集中しきってるからだ。俺達がやれると思ってくれてる多くの人がいるのを知ってるし、この試合を勝つことで、モチベーションがあがる。俺達は突き進むだけだ』

この勝利はプレーオフに向けてのブーストになりうるでしょうか
『勿論大事だと思う。プレーオフにいくためにはこの一勝をもぎ取る必要があったからね。金曜日に重要な試合をしたくなかった。だから今日勝てたのはすごくいいことだ。去年みたいに9-10位のほうじゃなく、7-8位で勝てる方がいい。そして、今俺達はプレーオフに帰って来た』

今夜はお祝いですか、それとも土曜日のボストンとの試合のことを考えますか?
『俺達はまずお祝いするよ。プレーオフを掴んだことはまずはよかった。俺達のチームで、勝利を祝いたいのさ。サディックやAJにクレイチとプレーオフが初めての奴らもいる。俺は既に3度目になるし、クリントみたいに多く出場してる選手もいる。プレーオフにいるのも素晴らしいけど、やっぱり勝ちに来てるからね。ひとまず確定したことをお祝いしたい。次の仕事に向けて、一息いれる』

メッシのシャツを着てるのを時々みるけど、彼はもしかしたらこの街(=マイアミ)で来年プレーするかもしれない。彼と会えるかもしれないことをどう思う
『彼がマイアミにサッカーをしにくるなら、試合のために見に来るかもね。確かに俺は彼のファンの一人だ』

スナイダーHCが来てからチームは浮き沈みを繰り返しているがボストンとのマッチアップについて
『クインはこれまでと違うスピードをもたらしてくれた。彼はとても賢いし、俺達がシュートを打つことや、オフェンスでやりやすくする色んなことを組み立ててくれた。彼がチームにもたらしたものは俺達をもっと楽にさせてくれることだ。俺達の仕事に専念させてくれる。考えすぎてボールを止めるのをよくないと彼は毎日言っているよ。彼は明らかに素晴らしい仕事をしているし、俺達は完璧じゃないけど、そうありたい姿に向かっていっている。ボストンはいいチームだ。ただそこまで遠いところにいると思ってるわけじゃない。俺は毎年彼らを見ている。彼らが素晴らしいプレーをするのをね。でも俺は俺達が勝つために全力を尽くすよ。ジミーが今日勝つって宣言してたから、絶対俺達が勝つって決めてた。実際今日はそうなったわけだからね』

最後に

この試合、スナイダーさんが言うようにセカンドチャンスとボールムービングがきれっきれの試合だったと思います。殴り続けていくこのスタイルはこのシーズンでの(まだ戦術チックなことはほとんど使っていないと思ってるのであくまでもこのシーズンでの)スナイダーさんの集大成に近い形ではなかったでしょうか。
相手のミスマッチを狙い、インサイドやフリーの選手で徹底的に攻め、全員が素早くボールを展開することで、ボールより早く動ける選手はいないかのような堂々としたプレーでした。
今回から、最後にハイライトをつけて、お別れしようと思います。
それでは、また次回。


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