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【復刻版】You gotta fight!!(2022/04/16 vs.LAC)


はじめに

闘将(とうしょう)とは
1. 戦闘力が強く、闘志の盛んな武将。

 .闘志の盛んなスポーツ選手。

3. 人々の先頭に立って精力的に活動する人物。
                  (出典:デジタル大辞泉 小学館)

さて、前回に引き続き【復刻版】(昔やれなかった)シリーズです。さて、時は2021-22シーズン。PIにてSASを下し、後一勝でPOというところまで迫ったペリカンズ。対する相手はロサンゼルス・クリッパーズ。カワイ、PG13をケガで欠きながらも両チームのゲーム差は6。シーズンではペリカンズが3勝1敗としながらも、ぶつかった両者。試合は一進一退の攻防から前半はペリカンズ10点のリードで折り返すも、後半クリッパーズのスモールラインナップへの対応に苦しみ、3Q終了時には最大13点差とリードを広げられてしまいます。迎えた第4Q、ハドルを組んだ中、一人の男が立ち上がります。彼こそがウィリー・グリーン。選手として12年、アシスタントコーチとして5年で酸いも甘いも経験した新米HCはチームにアツイ檄を飛ばします。
不屈のチームにやってきた闘将が、新しいペリカンズの扉をこじ開けた試合だったのです。

前回のSAS戦のインタビューはこちらから

CJ McCollom

3Qでクリッパーズがあなたたちを倒そうとリードを広げてきてからの4Q、チームはどのように気持ちを入れなおしたのでしょうか
『基本に立ち返ることが大事だった。我々の動きの中で一貫性が足りなかった。オフェンスリバウンドを放棄してしまったり、細かなことが点差を開かせてしまった要因だと思う。俺達は気持ちを引き締めて、ハドルを組んだ。ボールをそれまでより動かして、劣勢な状況を覆した。ナンスは4Qでいい仕事をした。ビッグプレーを彼がやったのは明らかだ。BIも素晴らしいプレーをしてくれた。俺達は全員が最後の最後まで挑み続けた。だから最後に勝利を収めることができたんだ』

さっきも話があったけど、今夜のラリーの活躍は目を見張るものがあったよね
『彼は素晴らしかった。ゲームを理解しているし、賢い選手だ。そして運動能力も高く、強い選手だよ。彼が今日何本リバウンドを取ったかわからないけど、彼のオフェンスリバウンドがゲームを変えた。それから、トレイ・マーフィーもよかったね。何本もビッグショットを生み出してくれた。彼やナンスのように前半あまりプレーできなかった選手が、後半にコートに立ち、呼ばれた選手たちもプレーする準備ができていた。相手もスモールラインナップだったからJVがコートを頻繁に出たり入ったりを繰り返していた。チームの全員が素晴らしい仕事をして、準備を整えてくれた。こういうプレーや試合がこのチームが今どこまで進んでいるかを示してくれていると思う』

我々があなたから最初に聞いた言葉のひとつで『このチームの才能あふれる選手たちが好きだよ。君ら、最近のBI見たか?』だったことを覚えているよ。最近の試合は彼がたどり着くレベルの一端だったと改めて思っているところだ
『彼は明らかに特別な選手だ。俺は彼と一緒にプレーできて感謝している。でも、それだけじゃなくて世界が彼を本当に優れた選手だと知ってもらえることも嬉しいことだ。プレーオフに出られないと、人々は選手のことを忘れたり、才能を過小評価する傾向がある。そして、今彼にはプレーオフでプレーできる資格がある。最大の舞台で今夜の彼がどれほど素晴らしかったかを示した。シュートだけじゃなく、リムにも切り込んでいける、ディフェンスもする、プレーを始められる6'9,6'10くらいの選手だからね』

試合中に若い選手たちには何か声を掛けましたか?
『いつもならもっといっぱい喋るつもりだったけど、胃が重たくて喋られなかった笑 冗談はさておいても、今夜は長い試合になるということを彼らに理解してもらうだけだ。今夜は中に攻めかけてフリースローラインに何度も立っていた、相手チームのファンが俺達を揺さぶろうとしてきたが、俺達は最後までどうにか安定させることができたと思うよ』

若い選手だけじゃなく、コーチも若かったことはあなたにとっても経験していなかったことだと思います。4Qで彼がどのように立ち上がり、調整を施したと思いますか
『彼は上手く対処したと思っていたよ。彼は俺達に素晴らしい勇気を示した。俺達に言葉を投げかけた。俺個人としてはもっとアグレッシブなプレーをするように心がけていた。彼は几帳面な人で俺はそういうところを評価しているし、尊敬している。彼は選手として長くプレーしていたからこそ、この瞬間の重要性を熟知していたんだと思う。チームにとってだけじゃなく、若い選手たち、フランチャイズ、そしてファンにとって今この瞬間が何を示しているか、本当に理解していたんだと思うよ。俺達は本当にそうしたいと思っていた』

この試合でトレイ・マーフィーが大きく成長したのを見たと思うけど、それについてはどう思った?ルーキーが4Qに自分の力で乗り切ったことについて
『準備をしっかりすることを彼はもうものにできているってことだと思うよ。彼がラインナップに入ったり入らなかったり、あるいはGリーグを経験してきて、時には試合に出たり、時には前半はプレーできなかったけど、後半だけ出てきたりとかね。コーチが彼を起用するのは信頼の表れだけど、ただそれだけじゃなく、彼が準備できているから起用するんだ。今日も何点かシュートを決めて獲得したし、彼のシュートのおかげでオフェンスリバウンドやフリースローといった異なるものがあのコートにもたらされたわけだ。今夜彼が成長し、素晴らしいプレーをやってのけたことは俺達だけじゃなく、相手チームにもわかることだと思う』

ラリーはまだチームと帯同して1か月程度だったが、今夜の彼のプレーを生み出すために何を考えていましたか
(注釈:トレード自体は2月だったが、けがのため出遅れていたことから1か月程度となっている)
『彼は素晴らしかったよね。彼には君がいかないんだったら俺がやらなきゃいけないって言ったな笑 彼は積極的にリバウンドをとってくれた。彼も少しずつ楽になってきているんだと思う。彼はケガから回復している途中だし、練習できていなかったこともわかっていると思う。彼は新しいオフェンスだけじゃなく新しい街についても勉強中だよ。俺たち二人とも家族から離れて暮らしているから、こうした細かい移行がなかなかうまくいかないこともある。それでも俺が思うに彼は自分のリズムを見つけて少し落ち着いたように見える。今夜の彼は大きかった。彼なしでは今夜の試合には勝てなかったくらいにはね』

Brandon Ingram

プレーインを振り返ってみてどう思う
『この2試合、俺自身とても夢中になっていて、相手チームについては全部を知りたいと思っている。彼らが何を得意かを把握し、オフェンスでどのように効果的になれるかを考えようとしている。俺達のチームはオフェンスでもディフェンスでも超積極的だから、試合を通して一貫性を保つことを考えている』

プレーオフに出場が決まって、今どんな気持ちですか
『ウィリーは勝っても負けてもシーズンを通してずっと積極的な人だった。俺達がどうすればよくなることができるか、どうすればチームの勝利を生み出せるかについて考え続けている。これが今年だけではないことはわかっているし、まだまだ先は長いけど、これからもよくなっていく』

3Qでクリッパーズに大きなリードを作られました。4Qあなたたちはそれをはねのけて勝利しましたが、どのようにチームはまとまったのでしょうか
『トレイマーフィーの活躍は大きかったね。ディフェンスリバウンド、それからシュートを決めてくれた。今後も俺達が相手を打ち負かすためには彼のシュートが必要になるだろう。準備を整えて、試合を通じて学び続けることが彼には今後求められる。ラリー・ナンスが入ってきて、オフェンスでもディフェンスでも賢明な判断を下したから、今日はチーム全員からの何かが必要だったんだと思う』

ウィリーグリーンHCが試合後にあなたが'Truth'だと言いましたが、あなたもわかっている通り、彼はずっとあなたのことを信じています。そのことはあなたに自信を与えるでしょうか
『素晴らしいことだと思う。俺が試合中に思っていることはなんでも彼らに伝えられる。ウィリーはそれを聞くたびにいい反応をしてくれる。だから対話を続けることは素晴らしいことだと思う。彼は俺をいい人間に、いいバスケットボール選手にしてくれるから、これからも進んでいけるよ』

プレーオフで始めてプレーすることについてはどう思いますか
『毎日こなしてきたことや、夏にやってきたことが今実を結んでいると思う。ようやく今までで最大のステージで披露することができるのはとても楽しみだ。チームメイトもそうだし、ウィリーもそうだと思う。今この後ろでホゼが踊っているのが目に浮かぶよ笑 あいつなら絶対にやっていると思う』

ウィリーがスピーチで何を話したかは知っている。君たちは結束した後、どんな風に考えてプレーをしていたんだろう
『ウィリーのスピーチを聞いて勝たなきゃいけないという気持ちが心をよぎった。どうやったら積極的になれるかをプレーの中で模索しながら、最高の選択をできたとおもう。フロアにいる誰もが残り6分間、いい決断をしたと思った。チームは最高のディフェンスを見せることができたと思う』

Larry Nance Jr.+Trey Murphy

ウィリーはクリッパーズのプレーを見て、今夜はラリーの起用があるだろうとわかっていたようだ。君はそうなると思っていましたか?
ナンス『体を取り戻すのも、リズムを取り戻すのも大変だった。他の試合と同じようにこの試合も取り組もうと思ってコートに出たんだ。スイッチの多いラインナップだったからこうなるとは思っていたし、ガードやウィングにもつくだろうという想定はしていたから、俺にとっても重たい夜になるとは思っていた。俺は普段からエネルギーと努力を示し続けているし、今夜はそれが俺達を助けてくれたと思う』

あのトレード以降CJやあなたがチームを助けてくれている。あなたはコートに出てチームとプレーしている時間は少ないですが、何故求められているものを理解できるのでしょう
ナンス『誰でも外から見ることができる状況だったよね。俺がポートランドにいた時もわかっていたけど、ここに来て本当の意味でそのことに気付いたんだ。インタビューでも言ったけど、ウィリー・グリーンはとんでもないコーチだ。俺達は3人のルーキーたちとプレーしたが、そんなこと大事な時間に起こるものではないし、しかも彼らは全員上手くプレーした。面と向かってこんなことは言わないが……』

並んでインタビューを受けるLarry Nance Jr.選手とTrey Murphy選手

ナンス『これはすばらしいことだ。プレーオフの雰囲気に近しい中であれだけのことをやってのけたんだから。ブランドン・イングラムもCJもオールスター級のプレーをした。この状況で興奮しない奴なんかいやしないさ。知ってるかもしれないけど、俺はこの夏にチームを出てクリーブランドに行きたかった、プレーオフチームに行きたかった、今ここにいることや今日みたいな試合をプレーしてプレーオフに行けることはとても喜ばしいことだ。俺もCJにとっても最高だ』

マーフィー、今夜のあなたのプレーはまるでゾーンに入っているみたいでした。今試合を終えてどんな気持ちですか
マーフィー『チームメイトが俺を見つけてくれたから気楽に撃つことができた。ラリーも俺を見つけるって言ってくれていたし、俺はシュートを打つことができた。ただ、それだけのことだよ』

4Qにはチームは息を吹き返したように見えましたがあなたたちもプレーしていて元気を取り戻したと感じましたか?
ナンス『このチームは回復力がある。1勝12敗からスタートしたんだ。それもただの数字だけど、でもそこから始まって立ち上がっていくのは本当に難しいことだよ。そして俺はその時このチームにいなかった。だから、そこについて詳しい話はできないけど、そういうシーズンで進み続けて努力をし続けるのは難しいことだよ。前に進み続けるってことはね。でも、今日それをし続けて俺達は勝利を収めた。タフな奴らだよ』

マーフィー『ラリーが言ってた通りかな。1勝12敗、3勝16敗とみんな大丈夫か、いつになったらチームはあがっていくのかなって心配になってたと思う。特に俺は1年目だし、勝つことがどんなものかわからないから、俺達は毎晩同じように準備を重ねていくしかなかった。アリーナの中でエネルギーを保っていたから、俺達が大丈夫だとなんとなく理解できていた。長いシーズンだから何が起こるかわからないし、今の俺達を見てくれよ。これからフェニックスに行くところさ』

トレイ、このシーズンの最初に戻ると、初期は簡単じゃなかったと思う。当時は数分しかプレーできなかったが、しかしプレーオフに差し掛かっている今、4Qの大事な場面で試合に出てビッグショットを決めている。
マーフィー『つまりこれが成長ということで、コーリー・ブリュワーコーチがいなかったらここまでこれなかっただろうし、コーチ・グリーンが俺を信じてくれなかったら、今日ここにいなかったかもしれない。そのチャンスを与えてくれたことに感謝している。そしてこれは努力した証拠でもあるし、チームメイトは俺を信じてくれているのもわかっている』

あなたたち二人に質問です。ブランドンは今夜の試合開始に向けていつもと違う表情をしているように見えたけど、1Qで早い段階でブランドンがテンポを決めたのをどう見ていましたか
ナンス『スターティングラインナップがコートに出て、試合前に握手するけど、誰と対戦するかは気にしない、いつでもコート上で最高の選手は君だというようにしている。彼と対峙していてもこのチームのコート上で最高の選手は彼だってことはわかる。今夜の彼もまさにそう言う選手だったし、彼が決めた何本かのシュートは信じられないほど難しいものだった。今夜彼が使命を帯びた選手だったことはわかっている。毎試合彼に言っているように、彼は今夜も最高の選手だったというそれだけのことだ』

マーフィー『彼は俺のためにも沢山のことをしてくれたから、誰かのためにプレーすることがすごく楽しいんだと思う。ナッシュビルにいるときも、練習中も練習後もそうだった』

これも二人に質問ですが、4Qのウィリーのスピーチをテレビで見ました。彼の言葉とみんなの反応について何か覚えていますか
マーフィー『彼はほとんどの試合で気合が入っていたと思う。彼は本当にやる気に満ちていて、俺達をたきつけてくれた。それが4Q で俺達に刺激を与えてくれたと思う。結局のところ俺達は今日でシーズンが終わってほしくなかったから、ボールをプッシュしてプレーし続けた。彼が先頭に立ってくれたからこそだ』

ラリー、先ほども話に上がったけど、このチームがタフさを示した回復力についてだけど、あなたが言ったように多くの若い選手たちが自分のやり方で対応できるのはどんな感じですか。トレイはまさにこういう大きな舞台でプレーしたことはないけど、彼らは大きな試合で何度も何度もチームに期待に応えてくれていたと思う
ナンス『カルチャーだよ。俺はここに来てまだ日が浅いけど、彼らがどのようにゲームに取り組んでいたか、自分の役割についてどのように果たし、チームのためにプレーする意欲があるかどうかについてだけはわかる。トレイはシュートが撃ちたいことや、それだけじゃなくディフェンスがしたいという気持ちがあるのもわかるし、ホゼに関しては彼がアイソレーションを使用と狙ってやっているわけではないことは君は知らないと思う。ハーブは既にたくさんのものを背負っているし、彼はオールディフェンシブプレーヤーのフ1stチーム入りする位のプレーはやり遂げている。もう一回言う。1stチームだ。ルーキーとしてNBAプレーヤー全体を見渡してもそうすることは難しい。誰もが今の与えられた役割でスターであるかのように話すが、多くがそうしたいわけでもできるわけでもない。トレイ、ハーブ、ナジ、ホゼ、今夜プレーした彼らは皆、その役割をこなしきったスターだった。ここで確立されているカルチャーはとても独特なものだ』

ラリー、あなたはBIが偉大な選手であることを理解しているといっていましたが、彼が初めてプレーオフの舞台に立つのを見ることはどれほどやりがいのあることですか?
ナンス『彼と共にこの瞬間に立ち会えたことが嬉しいよ。彼とはロサンゼルスでも少しプレーしたし、彼の努力を見ないといけなかった。俺が人生で出会った中で勤勉といえる人は二人だけいる。その一人がブランドン・イングラムで、彼は練習が10時となったら8時にはもうコートにいた。汗をかき、体は重くなっていただろうが、俺達が練習する頃には完全にウォームアップを終えトレーニングをしていた。彼はルーキーイヤー毎日これをこなし続けていた。これがプレーオフに出て、彼を支えられる日が来るのだから面白いもんだよね』

ちなみにもう一人は?
ナンス『コリン・セクストンさ』

Willie Green

4Qに入る前、チームは大量リードをくらっていたよね。そのあとどうやって立て直したのか教えてください
『わかっていると思うけど、最も大事なことは互いに信頼し、つながりを保つことが重要だと伝えた。わずは10点のリードで4Qに突入した、選手たちはそこから素晴らしい努力を見せて戦い抜いてくれた。私は彼らの努力をとても誇りに思う』

今シーズンは全てがとんでもないような年だったと思う。プレーオフ出場を決めた今、どんな気持ちですか
『信じられないほどの感情だ。グリフィンやトラジャン、スウィンにも感謝している。それからコーチングスタッフのみんなに、メディカルチーム、そしてチームのみんな、彼らがみんな素晴らしかった。そういう結束が困難な時期に耐える方法でもある。この組織には人格者が多く揃っている。それは喜びだったと思う。彼らとプレーオフに辿り着いたのはとても嬉しい』

ラリーの今夜の戦い方についてどう思いますか
『ラリーは素晴らしかった。今夜は何となく彼の試合になると思っていた。ルーはこのチームに対してスモールで挑んでくるだろうと思っていた。そしてラリーは何人ものペリメーターの選手を守れる力があるからね。彼は大きくて強いし、リバウンドも取れる。今夜の彼を見ただろう、16リバウンドも記録している。それが我々にとってとても大きかったことは言うまでもない。彼の努力なしではこの試合に勝てなかっただろう』

今夜のマーフィーはあなたがシュートを撃てとシーズン中言い続けてきたようにそれを体現してみせた。今夜の彼についてどう思いますか
『あの場面でも落ち着いて見えるのは最高だった。彼はシーズン中ずっとジムに通い続けていた。コーリー・ブリュワーコーチやウェザースプーンコーチとシューティングの見直しを図っていたところだった。ここに着任した最初の時期にその話はした。何か特別なものを作りたい、持続可能なものを、そして今我々は正しい方向に進んでいると思っている』

今夜のマーフィーは毎晩あなたがシュートを撃てと指示を出していたのは知っていますが、それ以外には何か言いましたか?
『何回かシュートを撃つなといわなきゃいけなかったけど、それが大好きだ。撃つなといった時のスコアの状況はブランドンにボールを戻してCJに持っていくつもりだったんだ。でもほら、わかるだろう。彼は俺達がやるべきことをやってくれた。あの局面で撃ちぬいた。ハーブやホゼ、トレイと3人のルーキーを今日はプレーさせたけど、彼らが自ら頑張った功績だよ』

タイロン・ルーHCはペリカンズに対して徹底的にスモールでいくつもりでした。彼とのコーチとしてのマッチアップはいかがでしたか
『ヘビー級の試合をしているみたいだったね。彼は真剣に我々相手に調整してきていた。ビッグマンを抜いて、完全にスモールで来ていた。我々はビッグを取り除いて上手くいかなかったからコート上にビッグマンを戻したが、ダーツボードにダーツを投げるようにどうすれば我々の土俵に持っていけるかを考え続けていた。彼らはコートのどちらでもタフな選手が揃っていたからね。パウエル、ジャクソン、モリスとマッチアップするのは難しい。彼らは個としても優れているし、それがチームとしてまとまっているのだからなおさら大変だった。我々はリバウンド、それからシュートを決めることでどうにか渡り合うことができた』

最後にパスで試合を決めたイングラムを見てどう思いましたか。この試合の入りからいつもとは違う表情をしているのが見えましたが
『彼は'Truth'だ。ここに向かう飛行機に乗ったときから、彼の目はギラギラとしていた。彼はチームメイトを信じているし、自分が望むすべて、それ以上のことをやってくれた』

今のチームの勢いをどうプレーオフに持ち込みましょうか
『俺達はただこの試合を楽しむことに集中していた。フェニックスはこれからだ。間違いなく挑戦になるだろう、私はよくフェニックスを知っている。ただ、まだ私はそこにいない笑 今はただ喜びをかみしめている』

今夜のプレーオフ出場はニューオーリンズ市とファンにとってどんな意味を持つのでしょうか
『我々はニューオーリンズ市、そして我々のファン、コミュニティ、カルチャーに感謝をしている。そして今夜の勝利はとても意味のあるものだと思うし、この街にプレーオフを復活させることができてうれしい一方、この街に感謝をしている。スムージーキングセンターで何試合か出来ることを楽しみにしている』

あなたの4Qでのスピーチは情熱的でエネルギーにあふれているように見えた。試合が進んだ最終Qであなたの心構えはどんな感じでしたか
『山あり谷ありの試合だった。そのなかでも戦い続けるという気持ちはみんな同じだったと思う。ここで負けて帰るなんてつもりはさらさらなかった。それが選手たちにも理解してほしかったことだ。そして彼らはこのチャンスを手にした。誰がフロアにいたとしても我々は勝利を収めなければならない。相手がタフだというのは重々承知しているが、我々に必要なのは試合に勝ち、彼らが費やしたすべての努力を思い出すこと、コート上で最高の姿になるように彼らに語り掛けること、これだったと思う』

若い選手たちがこのステージで普段と変わらないプレーを見せたことについてはどう思いますか
『このステージで普段どおりが出来ることは信じられない。我々は常に互いを敬うように努めている。どんな記録でも尊敬の念を持つことは大事だ。毎日ジムに来て彼らが競いあうのは選手だけじゃなくスタッフたちもそう。我々はそれを続けていくことが大事だ』

今夜はラリーの試合になるとコメントがありましたが、彼がチームに帯同しているのは1か月程度ですが、シーズンがかかっている中でこのパフォーマンスを見せたことについてどう思いますか
『彼がひざを手術しなければならないことは知っていたが、彼は目を見て、シーズン終盤までには間に合わせると言ってくれた。フロアでの彼はIQが高く、彼にボールが回れば何度でも正しいプレーを導き出してくれる選手だ。攻守で彼は周りと話し、コミュニケーションをとることで、チームを引っ張ってくれる。我々はJVを出せば、サイズを大きくできるし、ジャクソンともプレーできる、スモールではラリーともプレーができる。それがチームに跳躍をもたらすことはわかっていた』

最後に

最後はウィリー・グリーンHCのスピーチとともにお別れです。また次の記事で。おこめでした。

下記、スピーチ訳

『全員聴け!
3Qは相手に持っていかれた!
4Qは10点ビハインドからだ!
手をあげろ!このために生きてるんだろ!
このために頑張ってきたんだろ!
相手に勝利を譲るな!
絶対に掴んで離すな!
戦い抜け!戦え!』

プレーオフ出場を決めチームメイトたちにもみくちゃにされるBrandon Ingram選手

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