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アトランタ・ドリーム③ シーズン開幕、初勝利

ついに開幕!ロスター12名(13名)確定!

 ということで、俺が髪切ろうかどうしようかと2週間悩んでいる間に、すっかりロスターが決まり、何ならシーズンも開幕してしまいました。
……まぁ、こういうこともその、ある、あるよね。ね?

さて、開幕前に紹介していたメンバーから、早速一人移籍していっちゃいましたね。レイア。いい選手になりそうなだけにもったいねぇ~って感じですが、やはり枠が足りん…。ちなみに、彼女はコネティカット・サンズで無事開幕ロスターにも残り、早速ディフェンスで褒められていました。
頑張レイア…。

前回紹介したメンバーでレイア以外は全員ロスターに残ったので、前回紹介しきれなかったベテラン選手もといお姉さま方を紹介していこうと思います。
その前に、ロスターの皆様をお披露目からだな

Asia(AD) Durr

  登録名がAD Durr。日本語読みだと、エイジア・ドゥル。背番号23番。

 アトランタ出身で、生粋の点取り屋である。現在の役割はベンチからの得点と、中で空いた味方にパスを入れること。ラインやアリシャがコートを離れた際には彼女が起爆剤の役割を担っている。
 ニューヨーク・リバティーでは2019年にドラフトされたが、彼女は2年ほどコロナウィルスの後遺症に悩まされ、プレーしたのは2019年の18試合と2022年の10試合のみと一時期バスケができなかった経緯がある。彼女の苦悩に関しては私が書くよりも素晴らしい動画があったので、これを見てもらえれば…。

 移籍後はプレータイムも伸び、15試合に出場。驚異の45%の3pt成功率を決め、得点では平均で2桁に乗せるなど彼女自身躍進の年となった。
 コロナの影響によるものかわからないが、腰に張りが残る、と本人も言っていたこともあり、このオフに腰の手術を決行。実は今期はキャンプ契約(保証がされていない契約)だったが、ロスターの座を掴み取って戻ってきてくれた。彼女の栄光はここからである。
比較選手はー……。誰だ?個人的にはルーウィルっぽさを感じている。

Nia Coffey

 名前はニア・コフィ。背番号は12番。

 ドリームのPFのスターティングを務めている。彼女の強みは攻守ともに十分な質でプレーが出来ること。オフェンスでは3ptラインまで立てるストレッチ力に加え、3ptラインから内側にペネトレイトできるハンドリング力、合わせに回れる等十分な力を持っていること、ディフェンスでは大学時代から高い評価を活かしたプレーに加え、リバウンド力でも高い力を持ち合わせている。
わかりやすく言うならばジョンコリである。ロブは飛べないけども。

Monique Billings

 名前はモニカ・ビリングス。背番号25番。

 先日、誕生日を迎えた、チームのムードメイカー。そのムードメイクっぷりはシーズン初勝利にも名前を連ねるほどである。面白お姉さんとしての印象を持つかもしれないが、大学時代ディフェンスの名手としてブイブイ言わせた実力者である。ポジションはフォワード・センターでシャイアンの控えとしてプレーしている。外はないが、ミッドレンジ付近までのシュートレンジと、機動力、力強いポストムーブが持ち味。
比較選手は、どうだろう。ラマーカス・オルドリッジかな。

Danielle Robinson

 ダニエル・ロビンソン。背番号3番。

 12年目を迎えるベテランPG。NBAでいうと、カイリーやレジジャクと同期。改めてそう考えると、時の流れを感じてしまう。プレーオフをよく知る、チームに足りない経験値を持ったベテラン選手。その攻撃力はベテランに片足突っ込んだ今も健在。昨シーズンは30得点した試合もあるほどだ。アシストは、そこまで多くはない。
 今期はこのチームのベテランとして、特にガード陣を支える活躍を期待したい。
 比較選手はレジージャクソンか、ブランドンナイト……かなぁ。

Lorela Cubaj

 ローレラ・クーバイ。背番号は31番。

 チームでは3番手のCだが、ハイポからさばく形とスクリーンを仕掛けに行くプレーを得意としている。しっかり相手ディフェンダーをひっかける技術の高さは多分NBAファンにも理解されることだろう。惜しむらくはPTが絞り出せないところであろう。合わせも上手でミドルレンジもそこそこ打てる。もう少し試したいけど、出せないんや……。比較選手は迷わずすっと出てくる、メイソン・プラムリー。

Iliana Rupert

 イリアナ・ルパート。背番号は21番。

 ポジションはセンターである。サイズとパワーで切り抜けるさまは同じフランスのゴベアを彷彿とさせるものがある。しかし、パワー系かと思えば、地味にパスで体勢を立て直したり、外に出てみたりと全く技術がないわけではない。実は東京五輪にも彼女は来ていたりもする。

さて、12名のロスターを紹介し終え、誰だ…?と思われる方もいるかもしれない。彼女こそが13人目のロスターなのだ。いや、ルールは12人までだろうが、とちゃぶ台を投げたそこのあなた。間違いではない。しかし、彼女は13人目なのだ。
 彼女は今、フランスリーグに在籍している。つまり、WNBAでは6月ごろまでプレーをしない選手だ。さて、彼女は今サスペンションという形でチームとは合流していない。
 つまり、どうなるか。彼女が合流しようとしたときに、ロスターの再編が起こる可能性がある。その際に誰が残るのか、誰かがカットされるのか、という問題に直面する。それが1か月先なのだ。
 なので、彼女についてもここで触れておく。
 比較選手はー……んー。悩ましい。個人的にはアジンサを勝手に思い出している。フランス出身のNBA選手なんだけど今の子知らんだろうな


ロスター写真

 ほかにもいくつかあったので紹介させてください

私服姿の麗しい方々も貼っておく

新旧融合!シーズン初勝利!

 さて、開幕戦のダラス・ウィングスとの試合は惜しくも敗れてしまいましたが、今日のミネソタ・リンクス戦ではシーズン初勝利を挙げました。
 今日一番の活躍はやはり今期新加入のアリシャ・グレイ。開幕戦ではいまひとつ揮わなかったシューティングを夢のように塗り替え、自身最多得点タイの26得点を記録。

 後半から躍動したナズ・ヒルモンも途中出場ながら13得点の活躍を見せ、残り40秒ではエアリ・マクドナルドが試合を決定づける3ptを沈め、この試合初のリードを保ち、そのままの勢いで勝利。
 チームのエース、ライン・ハワードはスタッツとしては8得点と奮わなかったものの、それでも4Q、リンクスを追いかける展開でアリシャと3ptを沈め、一気に6点縮めました。
 試合後のインタビューではタニーシャ・ライトHCからは『前半はチームのディフェンスと意思がばらばらだった。後半勢いを取り元せたのは選手たちが自分たちの意思疎通をしっかり図ったことと、ロッカールームでのモニカ・ビリングス選手の働きが大きかった』と発言。
 この日最高得点のアリシャ・グレイ選手も『私は自分に課せられたことをしただけ。チームメイトが正しいところで私にパスを出してくれた』と謙虚なコメントを残している。

タニーシャ・ライトHCの後ろで微笑みながら見つめあうアリシャ・グレイ選手(左)とナズ・ヒルモン選手(右)


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