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【復刻版】ボギー、復活の日



はじめに

世間はワールドカップで沸いてますね。ということで、前からやりたいやりたいと思っていた、twitterからnoteへの翻訳移行コーナーです
一発目は今をときめくセルビア代表キャプテンのボグダン・ボグダノビッチの話。
この話を始めるまえに、前説をつけておくと、昨シーズン、ボギーは途中まで欠場していました。その前年から苦しんでいる膝の手術とその術後経過のためです。その期間ATLはあと一歩足りずに負ける試合も多く、悔しい思いをしていました。しかし、誰よりも悔しかったのはこのボギーだと思います。
これは、そんな怪我明けのボギーがチームに勝利をもたらしたときのインタビューです。


翻訳

今の心境は
『素晴らしいね。チームは勝利を飾ることができたからすごく嬉しい。一方で俺はよくなかった。ただ、NBAの舞台に帰ってこれたことを嬉しく思ってるよ』

久しぶりの試合でしたが、試合の入り方はどうでしたか
『正直完璧だったと思うよ。だってコートに入るときは俺自身はすごく落ち着いてて、やるべきこともわかってた。俺は準備万端だったさ。ただ思いもしてなかったんだ。まさかアリーナに来ていた観客たちがあれほど大きなリアクションで出迎えてくれるなんてさ。俺が想定していたよりもすごかった。その声にすごく緊張しちゃった。まるで幼い子供みたいにね。最初の2分はそんな感じだった。コートのみんなが俺に話しかけてくれたけど、何にも聞こえなかった位にね』

怪我から今日までの道のりについて
『ひどいもんだった。俺のキャリアでもこういう怪我は初めての経験だった。俺は本当にバスケが大好きだからね。昨シーズンから本当に素晴らしい経験をさせてもらった。シーズンが終わってからずっと痛むようになって、どうにもならなかったんだ。それでも俺はコートに立ちたかったから、リハビリをしたよ。何度も眠れない夜があった。自分のことを考えすぎたりしてね。いつまでこの怪我と向き合っていかなきゃいけないかとか、色んなことに対して尻込みしてしまうようにもなった。最終的には今期の開幕までには間に合わせられなかった。ただ、体を治すのにはまだ時間が必要だった。医師も俺にこういう種の怪我は5ヶ月から半年近くはかかるだろうと言っていた。俺はいつだって塞ぎこまない位に明るい家族に囲まれていた。彼らの支えがあって俺はどうにか戻ってこれた』

今日は時間制限はあったのか?
『俺がやらなきゃいけないことはわかってるけど、そうすることはできない。最後に試合をしたときから時間が立ちすぎているのもあるし、スピード感も全然違う。ただ、今のところいい感じだ。昨シーズン、ほぼ片足だけでプレーしているような感じだったから。この怪我はすごく扱いが難しいよ。眠れない日もあったくらいだし、それが体に疲労を蓄積させてくる。あと精神的にもやっぱり参ったね。流石にまだダンクできるとは思わないけど、少なくとも痛みはない。自分でどうにかできるようになって嬉しいよ。本当に堪え忍んだから。もういけるさ』

選手育成コーチのポールはどんな風にあなたを支えてくれたか
『色々やってもらった。苦しいときもいっぱいあったけど、そういうときもね。彼はひたすら俺を励ましてくれた。彼はいつだって彼の職務を全うしていたよ。ずっとそうしてくれたんだ。ネイトは彼に時々休めと言ってたけど、彼はいつでも俺と一緒にいてくれた。それから、俺のスタッフたちにも同じくらいの感謝をしてる。俺はさんざ彼らになんで痛むのかって不満を言っちゃったこともあるし、シーズンが始まる直前は本当に神経質になってた。隠さずにいうけど、毎日いらいらしてた。医師にもスタッフの皆にもね。でも彼らは忍耐強く、変わらず献身的に俺に接してくれた。本当に彼らには心から感謝したい』

デジャンテの加入によって変化したチームにどう対応するか
『変化に対応する自信はあるよ。コーチにも、チームの皆にもね。俺が求められてる役割に必ず合わせてみせる。正直いうとまだその段階までいけてないけどね。今朝ちょこっとだけ兆しが見えたところさ。俺がコートで合わせられるようになれば全部がぴしゃりではまるようになるさ。あとは皆が俺達のゲームを知ることだな。俺は自分のことをどこでも合わせられる選手だとは思ってない。俺はチームバスケをやってきてるから、チームとの小さいギャップがあればすぐに埋めていく。それが俺のスタイルなんだ。効率的にプレーするためには俺達が互いを理解し合う必要がある。すごく楽しいよ』

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