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2020.8.31相談員さんに気づかされたこと

別アカウントからのお引越し記事第6弾。
これは2020年8月31日の記録記事です。


長男が不登校になり、相談室に通い、なんとなく自然に発達検査を受けることになりました。
本当に彼にとって必要なことかどうかは分からないけれど、本人が嫌がらなければ一度受けてみると、特性が分かって良いかも、と前向きに捉えています。

発達検査の前段階として、市の教育相談へ私一人で行ってきました。
これまでの成育歴と不登校の現状を話しました。

その時、相談員さんに
「1年のときに、学校は遊ぶ時間が無くて嫌だ」と長男が言っていたことを話すと、
「1年生の時からちゃんと自分の気持ちを言葉にできていてすごいですね」
と言われ、ハッとしました。

あれ、これはすごいことなの?
そんなこと、すごいと思ったことがなかったんです。

その後も相談員さんは、「それは優しいですね」とか、長男のこれまでの言動をすべて認めて前向きに置き換えてくれました。
話していてなんだか、息子は色々できるし、すごく頑張ってるんだなあ、と分かりました。

ずっと一緒にいて、息子のことをよく知っているつもりだったけど、息子のことをちゃんと認めてなかったのは私なのかもしれないなあ。
と、相談員さんの言葉を聞いていて反省。
でも、長男のことを他の人に認めてもらえて、すごく心が楽になりました。

始めは身構えていた教育相談でしたが、帰る頃には心が解きほぐされていました。
長男のことをもっと認めて、前向きに進んで行こう!と改めて思った日でした。


教員をしていた間、クラスの保護者に教育相談や発達検査を進めることが何度もありました。
でも実際にどういう事をするのかは知りませんでした。
この時初めて実際の教育相談と発達検査を知ったのです。

この記事は1回目の教育相談で、発達検査の前段階。
2回目に息子の発達検査。
3回目は発達検査の結果。

3回終わってみて、発達検査、受けてよかったです。
息子の困り感とその対処法がはっきり分かったのです。

息子は授業中ノートをとったことがありません。
連絡帳も書いてきたことがありません。
「書きたくないから」と本人が言っていたので、やる気がないだけかと思っていました。
でも、検査の結果、板書を移すのは息子にとって難しいということが分かりました。
そこをいつも注意してきたけれど、実は支援してあげなければいけなかったということがその日分かり、反省・・・

そういうことがたくさんあり、それを一つ一つ相談員さんは優しく教えてくださいました。
それを聴いたときに思ったのは、学校の授業辛かっただろうな・・・です。
その日を機に、息子の困り感に気付いてあげられることが増え、親としてサポートできることを考えるようになりました。

それから学校で教育相談や発達検査を勧めるときに、私は息子の発達検査の話をするようになりました。
親御さんたちは教育相談や発達検査を勧められた時に、学校から問題児扱いされたと思われることが多いです。
でも、そういう理由で学校側が勧めるのではなく、学校ではできない専門的なケアや検査を通して、親子が楽になったり、学校や家庭での支援がちゃんとできるようになります。
息子の例を出すことで、そういうメリットを伝えられるようになりました。
そして、ただの知識ではなく、自分の経験として伝えられるので、私としても責任をもって進めることが出来ました。

不登校になってから親の私に新しい経験をたくさんさせてくれる息子に感謝です。

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