ぽてこ

歴史と建築散策が好きな会社員。築約150年の古民家の管理もしており、特に日本の木造建築…

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歴史と建築散策が好きな会社員。築約150年の古民家の管理もしており、特に日本の木造建築に興味があります。 朝昼晩コーヒーを飲み続けられるカフェインホリック。 散策後、振り返りながら美味しいコーヒーを飲むのが至福。

最近の記事

東大寺〜大仏様(だいぶつよう)と想いの連鎖〜

こんにちは!ぽてこです。 2022年最後の国宝建築の旅は、古都・奈良へ。 旅の記録は、世界遺産でもあり奈良の顔ともいえる、東大寺から。 東大寺といえば、修学旅行で1度は訪れたことがある、という方も多いのではないでしょうか。 私も中学の修学旅行で初めて大仏さまとご対面後、何度かの訪問を経て、今回15年ぶりに再会してきました。 これまで大仏さまの大きさだけに注目してきましたが、建物に少し目を向けてみると、東大寺はまるで日本建築史のテーマパーク。そこには各時代の技術と努力の結晶が

    • 大法寺・安楽寺〜上田は真田だけじゃない〜

      こんにちは!ぽてこです。 長野県上田市。この地名を聞くと、お城や戦国武将好きな方なら真っ先に真田氏が思い浮かぶかもしれません。 ところが実は、長野県内には6件の国宝建築があり、そのうち2件が上田市周辺にあると聞き、南北に長い長野県の東の方へ行ってきました。 今回は、真田氏関連の史跡はかすりもしない、上田国宝建築の旅の記録。 主役は三重塔です。 大法寺 最初は上田市のお隣、青木村の大法寺から。 大法寺は古代東山道の駅寺として建てられたのが始まりとされており、 のどかな里山の

      • ここは中国?萬福寺

        こんにちは!ぽてこです。 建築と歴史を巡る旅、初回はここ最近訪れた神社仏閣の中で一番心を奪われた、萬福寺について。 今や日本の食卓に欠かせないインゲン豆、スイカ、タケノコ、レンコンは、萬福寺の開祖、隠元禅師が明(中国)から持ち込んだもの。 そして、明から持ち込まれたものは食べ物だけにあらず。 寺院を構成する伽藍の隅々にも、フロムチャイナが表れているのです。 中国文化と日本の仏教文化が融合した禅宗寺院には、大陸のオリエンタルな空気が広がっていました。 萬福寺について オリエ

        • 建築と歴史を巡る旅

          はじめにはじめまして!ぽてこです。 なんだかcasaBRUTUSみたいなタイトルになってしまいましたが、今日から少しずつ、国宝をはじめとした歴史的建築の見どころや感想(と、ちょっとした旅の備忘録)を素人視点でまとめていきたいと思います。 その前に、noteをはじめようとしたきっかけと、私のことを少し。 普段は、建築も歴史も関係ない仕事をしているただのアラフォー会社員です。子供の頃から歴史には興味があって、大学では日本史を学び、神社仏閣、旧所名跡を巡る旅を趣味で楽しんできまし

        東大寺〜大仏様(だいぶつよう)と想いの連鎖〜