スピリチュアルは特別ぢゃない

私、

『スピリチュアル』を根底に置いておしゃべりするのは好きではありません
だって、
『スピリチュアル』は全然特別なことではないから.....

なぜこんなことを言うのかというと
昨今人が集まると必ず　　「私はスピリチュアルです」　とか
「彼女／彼はスピリチュアルなのょ」　なんて言葉を聞かされて
それぞれに少しハナが高くなっていたりするのを見せられ
多少それに対して「すごいですね」的な反応をしなければならないような
強迫観念にかられるから.....

でも、あれを一種の差別用語だと感じるのは私だけでしょうか......？？？
スピリチュアルでなければだめなのに....と言われているかのようなその空間のゆがみに
差別されていると感じる私の心が歪んでいるのでしょうか？

『スピリチュアル』　と聞いて
何を連想しますか？


一昔前なら　
チャネラーとか　エスパーとか　超能力者とか　テレパシーが使えるとか　あとは変わり者とかってイメージでしょうか？

昨今ではすごく市民権を得た言葉になりましたが
それでもやはり　
ちょいと〝特別〟......って雰囲気ありますよね？

であるがゆえに、スピであることに優越感を感じていたり
スピリチュアルであるとすることで、世間に溶け込むことのできない自己に対する嫌悪感を正当化し、自分を保っているように見受けられることが多いから......ごめんなさい、だれとは言わないけれど、自分を特別と思うことで
何とか市民権を得ている人、いますよね？

でもね

『スピリチュアル』　は特別でもなんでもないんです

それは私がまだ20代の頃
とある素敵な女性に出会いました

私と同じ典子って名前で、漢字も同じ
でもってすっごい美人さんで頭の回転も面白いほど速い方でした

その彼女は至って普通の主婦の方で、特に何か高い学歴というわけでもなく
ただ何にでも好奇心旺盛な、いつも目をキラキラと輝かせてるような人で
確かに心理学や哲学が好きといった風変わりな一面もお持ちでしたが
ご本人、『スピリチュアル』という言葉を知らなかったというほど
スピリチュアルを意識することは全くなく
でも、無意識のうちに
魂の存在や 自分たちが生まれてきたその意味や
はたまた生命エネルギーは電気エネルギーであり、世の中のものは全てエネルギーで出来上がっている.....なんてことに自ずと気づいておいででした
(ここでいう自ずと....とは　誰かに教えられたわけではなく、彼女の意識の中だけで......という意味です)

つまり

人が生まれて生きるということは

肉体も魂も精神も感情も
それら全てが数珠のように繋がっているので
あえて分けて考えなくても、一つを知れば自然と全てがつながっていることを感じとることができ
全てにおいて、肉体的かつ霊的な見方が勝手にできてしまうものなわけです

そして驚くことにその手の方々は
実は『スピリチュアル』という言葉や業界を意識していそういった活動をしている方よりもはるかに多く存在し

はたまた自分の中で答えを得ることができている分
気づいていることに対する確信も強くはっきりとしており
もちろん『閃き』もお持ちなので
そういった内容をお話しするとき、特に『スピリチュアル』を名乗る方々となんら遜色なくあるいはそれ以上に説得力のある言葉を吐かれたりします

全てがつながっているからこそ自身で追求するだけで
真理は理解されるものなのだと、その女性に会っておしゃべりするたびに
痛感したものでした

何が言いたいかというと
冒頭から何度も言っていますが
スピリチュアルかどうかなんてことは何にも影響も関係もなく
私たちは、ただ、
みな同じく肉体を持って生まれてきた人であり
肉体を持っていることをもっと大切に、また、肉体をしっかりと感じて生きていくべきだ!!　.....と言いたいのです(笑)

スピリチュアルはいつでもどこでも誰でもなれます

でも

肉体を持って生まれ生きることは
意識がある今しかそれを感じて生きるチャンスはないわけで
それなのに肉体を捨ててしまいたいかのような感覚とともにスピリチュアルを語るというのは
それもある意味 神への冒涜のように思えて仕方ないのです

肉体は脈打ち
常に一定の水準を保つべく隅々まで管理され
どの瞬間も無駄にすることなくその細胞の一つ一つまでしっかりと働いています
計算されつくされた肉体の営みの神秘を思ったら

ほんと、

肉体を持って生きているだけでみんなスピリチュアルですよ

　今日もありがとうございます

　のりこ