個室入居の可能性

先週　母がお世話になっている老健から

「入所からそろそろ1ヶ月なので
その後の経過報告　と特養入所について意見書を書くための打ち合わせさせてください」

と電話をいただいたのでお邪魔してきた

老健は
医療と一体型の老人保健施設
お医者さんと看護師さんとリハビリの担当さんとケアマネさんと
いろんな方が随時テキパキと動き、見てくれて
それはそれは頭が下がる

そんな中で
無表情に車椅子に座って
テレビに向いてテーブルにつく高齢者の方々

一種異様な雰囲気なのだが
見た感じユースホステルとも呼べそうなほど至れり尽くせりの中
自分の意思というより
脳を刺激し　人間らしく生きるために構成された日々のスケジュールにそって
車椅子を押されて広間に出てきたり
リハビリしたりいく人かでお喋りしたり.....

母の入所から４週間ほど

人見知りする性格で
新しい環境に馴染むまでに癖ありな母なので
最初は全くのご機嫌ナナメで
いろんな任務遂行に手間取ったであろうことは聞くまでもなく

だが、皆さんの根気強い対応と
本人が空気に慣れてきたことも相まって
問いかけにも素直に答え
「ありがとう」
などという優しい言葉も吐くようになっているとのこと

それが彼女の本心か否かは知らんがね.....
そう言いながら　何かのタイミングでお怒りモードになることもしょっちゅうだったので
私的にはその反応は全く信用していない(笑)

で、

「落ち着いてきたので
小さめのお部屋に移っていただいて様子見てますが、すごく安定してきてて、よかったな...と思っています」

てな報告だった

だが
その後再度特養申込必要書類を持ってお邪魔した時に　新たな状況報告をいただいた

先週落ち着いてるとお話ししたんですが
夜　寝れる日と寝れない日とあって、
それは当然なので大丈夫なんですが、ただ、
寝れない日に、お部屋でゴソゴソいたずらされるというか........

そうそう、あの人ね、そういうとこあるんだなぁ........

私がお世話してた時も　翌日行ってみると
もうその存在すら認識していないはずのいろんな家電のコンセントを抜いていたり
部屋じゅうティッシュペーパーが散乱していたり昨日はここにあった保険証が今日はどこに行ったかわからない.....など

一人暮らしだったので
夜になると　一人に寂しさと不安が相まって
いろんなことが頭に浮かんで
ゴソゴソゴソゴソ何か探してみたりしまい込んだりをするんだと思ってた

でも
毎日誰かいてくれて
きちんとお世話してもらえる環境にいてもなお
夜の空気は彼女を別世界にいざなうらしい........

看護師さん曰く

夜中はスタッフが手薄なので、しっかりと目が行き届かないことが予想されるのと
寝れない夜にゴソゴソはいいけれど　
同部屋の人がいるので　ゴソゴソが激しくなると個室に移る必要が出てくるかもしれない

ということだった

こういう場面で「個室」が出てくるんだね......

いやはや　母は個室向きなのか
でも、個室は孤独を感じて怖いんぢゃないのかな、あの人......

ひがみっぽくてめっちゃめちゃさびしんぼうなのに
一人にされた、放置されてる......と
またヒステリになるんぢゃないのかなぁ.....

いずれにしても
もう少し様子を見ていないとな.....